広報じょうほく No.293 1987(昭和62)年 2月
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青年の船に参加して初めての船旅言初めての海外一無事行って帰って来られるだろうか。十三日間みんなと楽しく生活できるだろうか。と、誰れもがそれぞれ、さまざまな期待と不安を抱いての出航でした。出港後、ゆっくりする間もなく次から次へと時間に追われながら茨城県青年の船は、外国青年との国際交流、地域社会づくりのリーダー養成を目的として、昭和六十一年十月二十三日から十三日間にわたり実施されました。本町からは四名の青年が参加し感動の連続中国への旅小坂田口千枝子の研修が始まり、一日一日とまだ見ぬ中国への想いを募らせながら、旺・組・係・クラブ活動等を通し、増えていく仲間たち、朝早くから夜まで次々と続くプログラムや夜遅くまで続く仲間との交流の中、少ない睡眠時間にも負けず、疲れた様子も見せないみんなの姿に、若さの素晴らしさをしみじみと感じました。日本を出て五日目。いよいよあこがれの中国大陸。中国に着いて最初に訪れた水上公園。自然の中でのびのびと生活するパンダを見ることができました。世界最大の人間建造物、奇跡の建築物と言われる万里の長城。見渡す山々に延々と続く城壁。これを造りあげた中国人民の偉大なましたか、その感想文をお寄一せいただきましたので、今月から四回に分けて連載いたします。なお、参加された四名の方は次のとおりです。田口千枝子さん小坂九一三’七沢畑誠子さん石塚一、一毛’一一江幡和浩さん石塚一三五八栗林多美子さん上泉一、二一八活力をひしひしと感じました。今にも動きだしそうな石物、石人が道の両側で迎えてくれた明の十三陵。おそらくもう入ることもないであろう人民大会堂。誰れもが知っている天安門広場。黄色の屋根、赤い壁の中国を象徴するような美しい建物が次々と現われる故宮等々、訪問地のどこを取っても日本からは想像もつかない広大さと、建築物の色彩豊かな美しさに改めて感動しました。人間性についても、天津で寒い中歓迎してくれた子供たち、北京大連で訪問した幼稚園・小学校の子供たち。歴史の上から見て、おそらく良い感情は持っていないであろう私たち日本人に対して、行く先々で笑顔で迎え、見送ってくれた人々。学歴社会の中で勉強に追われている日本人の子供たちや、自己中心で排他的人間の多い日本では、おそらく触れることのできないであろう人間本来のやさしさに触れることができました。復路では、中心的行事である船まつりにむけ、ブロック別、組別に優勝という一つの目的にむかい、一致団結して取り組み、サョナラパーティーでは、この船で得たさまざまな想いに感極まって、涙する多くの人々の姿に深く感動しました。最後に、長いようで短かかった十三日間を振りかえり、中国とい頭はガンガン・体はだるく・吐き気もして、何とも気持ちの悪い二日酔い。原因はアセトアルデヒドです。アルコールは体の中でアセトアルデヒド、酢酸と順番に酸化されて最終的には炭酸ガスと水になって体外に排出されます。アセトアルデヒドはアルコールよりも毒性が強く、スムーズに酢酸に代謝されないと悪酔いするのです。体質的にアセトアルデヒドを酸化する酵素の少ない人、つまり酒の弱い人に、無理に酒を飲ませるのはアセトアルデヒドという毒を強要しているようなものです。二日酔いには迎え酒がいい、という人もあります。脳や神経をマヒさせるアルコールで感覚をにぷらせる効果はありますが、弱った体に、さらに毒物アセトアルデヒドを侵入させるのは有害です。軽い二日酔いなら入浴もよいのですが、重症のときは禁物。柿、大根おろし、梅干しがいいと議論百出ですが決定打はなく、二日酔いに効く薬もありません。二日酔いは、アルコールの悪い|口医学二日酔いには対策なし広報じようほく8-322-使用舟日*新さくら丸〔商船三井客船㈱16,431トン定員552名日割月臣踊日稽宿花10/屑川仔凸L》f弓(フ12:OC船内#I船内研傭天津市内卯日日日日■日日Ⅱ■1日■■●天津新港着8天津泊28火北一牙汗〆北京着刈一刀9-い天津発叩北京泊29水北軍新港発伽一一刈別-し京発珊l北京市内船内花:別Z.連ナ着遇12:0吋は船内花品〈宕錘垂幸一蒋準④凸船内花11/叉船内研修12IL‘に隆二川式濫美モ13:I訪問E中華人民共和国〔滞在期間5Bi

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