広報じょうほく No.293 1987(昭和62)年 2月
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○肥満が〃予傭軍〃のバロメーター子供が成人病予備軍になりやすいかどうかを見分ける重要なバロメーターが肥満です。がん、心筋梗塞、脳卒中といった成人病は、一般に大人だけがかかる病気と思われがちです。ところが最近は、若者や小さな子供たちの間にも〃成人病予備軍〃が増えているといわれます。とくに、血液の流れが悪くなって起こる心筋梗塞や脳卒中といった循環器系の成人病は、子供のころからの悪い生活習慣の積み重ねによって発病することがわかっています。いつ霞でも健康で農塞脅して峰しいI子鵬にそう願わ奮い観はいません。そのためには、親が子供に正しい生活習慣を身につけさせ、成人病の〃芽〃が出ないようにふだんから気をつけることです。成人病の予防は、子供のときから始めることが肝心です。増える子どもの成人病予備軍一文部省の調査によると、小・中学生の肥澗児童・生徒は、十二・三年前と比べて約二倍に増えています。また、かつての子供に比べて、肥満の程度がひどくなってい予防は食生活と運動で元気に遊ぶ子どもたちると指摘する専門家も少なくありません。肥満が進むと血中のコレステロールが増えます。コレステロールが血管の内壁に付着すると、血液の流れが悪くなり、動脈硬化や高血圧の症状となって現れます。このような状態を放っておくと、しまいには脳や心臓などの大切な所に血液が流れにくくなり、致命的な脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしてしまいます。ところで、成人病の恐ろしい点は、自覚症状がほとんどないまま、どんどん病気が進行していくことです。ましてや子供は成人病に関する知識が乏しいわけですから、周囲の大人が機会あるごとに成人病の恐ろしさや予防方法を子供に話すことが望まれます。○連動不足に気をつけて子供を成人病から守るためには、何より太らせないことが第一です。近ごろは、食生活への関心が高まり、毎日の食事に気を配っている主婦も多いようですが、肥満のもう一つの原因である運動不足については、まだまだ認識が薄いようです〔画一放っておけば疲れ果てるまで体を動かして遊び、肥満などには絶対に葱らないIというのはかっての子供。このごろは外で遊びたくても場所がなければ仲間もいない。交通機関の発達で長く歩くこともない、家にいてもゲームやテレビで楽しめる、といった体を使わない環境がますます増えています。昭和五十四年の国際児童年に行われた各国の児童の国際比較でも、屋外で遊ぶ時間が最も短かったのは日本の子供でした。食生活に気を配ることはもちろす淫零F改率鐸一多くの町民が「掌歩く・走る」運動に親しみ、正しく実践できるようにするとともに、ランニングを通して冬季の体力向上と町民相互の親睦をはかることをねらいに、町教委、体協の主催『城北LC、商工会の後援による町民マラソン大会が、去る二月八日、第三回目を迎えて盛大に開催されました。当日は晴天に恵まれ、前回を大幅に上まわる四八三名が参加、町民マラソン大会んですが、これからは子供が伸び伸びと体を動かせるような環境を親が意識的につくってやることが望まれます。子供の肥満を防ぎ、恐ろしい成人病から守るためにも………。○週伝的な要素もチェックを肥満にさえ気をつければ成人病にかからずにすむのか、というとそうではありません。遺伝的な要素、あるいはその人の〃タチ々といったことで、成人病にかかりやすい人とそうでない人がいるからです。両親や祖父母、兄弟の中に成人今回新たに設ほられた小学校低学年をはじめ、小学校中学年、高学年、中学生、一般、壮第の男女が町総合運動公園を発着点として、1,.2,.3,.5mの各コースに分かれ健脚を競い合いました。部門別の優勝者は次のとおりです。松崎、潤、松崎裕美子、松崎健太郎、前田恵美、園部正史、川又由香、綿引秀夫、下島由子、畑本圭一、片根泰子、興野一徳、久保正春==廷‘=曹吾エニ露零㎡ダヱーェ▼.甲'静==客=勺一夕、~曽面了=剖君P一一一エ、&四歩_ざ壬…写…涯点品、;広報じようほく'吟-316-
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