広報じょうほく No.289 1986(昭和61)年 11月
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今回は…いろいろな方の体験談をご紹介しましょう。日一日と寒さを感じるようになりました。寒くなれと多くなる病気、それは実に苦しい「ゼンソク」です。この病気に一番効くといわれているのが「タンポポ茶」です。まず、秋田県に住む六十五才のご婦人の体験談で、ご主人が三十年も苦しみ続けてきた咳、あらゆる薬を用いても治らずなかばあきらめていたそうですが、ある日偶先日.私はある地ゞ方に行(雲|たとき道をたずねますと「歩いて行くには遠いですよ:。…」との答え。それでも時間に余裕があったので歩いてみると十五分ほどでした。車社会といわれる今日、私たちにとって十五分の距離は、もう歩け臆薬草よもやま話腿I青少年相談員の声I楽しく歩いて町の和を広げようタンボボ茶那珂西薬草会西野信下青山所要三ない距離になってしまったのだろうかと思うと、情ない気持ちです。昔は、片道一時間以上も歩いて通学した人も、このごろは歩く機会もめっきり減っていると思います。誠に不幸な時代としか言いようがありません。然に聞いたのがタンポポ茶のはなし、さっそく飲んでみたところ、一週間くらいで、あれほど頑固だった咳がピタリと治り、それからというものは咳で苦しんでいる方々に欄極的にすすめているそうです。また、小学生をもつあるお母さんの体験談では、小児ゼンソクでたびたび学校を休んでいる子に、新聞で紹介されたとおり、登校前にタンポポ茶を飲ませたところ、子供が学校から帰えってお母さんに”ボク.今日は学校で咳が一回もでなかったよ〃と喜んで話したそうです。タンポポは咳によいとは薬草の本にも書いてあります。胃腸の悪い人にもよいのです。小児ゼンソクにもよく効くそうです。ご紹介した体験者は茶ばかりでなく、タンポポのみそ汁、天ぷら、ゴマあえなどいろいろに料理してたくているようです。咳でお困りの方は一日も早くためしてみてください。作り方は、野原からタンポポをとってきてよく水洗いし煎じてその汁を用います。ちょっとにがみがありますからハチミツなどを入れ甘くしてから飲むとよいでし.ょ宇司/◎ところで、歩くということは、健康にだけ言えるものではありません。ハイキングコースでナップザックを背負い、疲れきっているときなど〃がんばろう…・・・〃などと交される心のこもったあいさつは、お互い気持ちの良いものです。私は、朝散歩していますが、知らない人でもあいさつをしてくれます。本当に気分のよいものです。最近は、一日一日とその数が多くなっています。皆さんも、澄みきった秋空のもと、町並みをながめ、町の和を広げましょう。〃垣根の垣根の曲がり角、た}き火だたき火だ落葉たき、あた一ろうかあたろうよ、北風ピープ千-吹いている………《落葉というと、幼い日に口ず●》坐さんだこんな歌を思いだす方もやいると思います。.もっと古いところでは、紅葉・をたいて酒をあたためる、といすう風習もあります。』細長い日本列島のことゆえ、悩もうとっくに紅葉が終って、葉《が散ってしまったところもあれ《ぱ、まだ紅葉が始まらな‐いとこ》ろもあると思いますが、いずれ雪にしても、落葉はもののあわれ》を感じさせます。・でも、昔と違って、最近は落一葉でたき火をしてあたったり、延涯その中で焼きイモを焼いて楽し《むことは少なくなりました。こ・とに都市化した地域では、うっ落葉かりたき火をしたりすると、消一↑防車が飛んで来てしまうことさ《えあります。火災と間違うような煙、また》は大きな炎を発する行為は、あ一らかじめ消防署などに届けなけ《ればならないと決められている一一《・ところもあります。それにしても、たき火は、た一ぱこの火、コンロの火を抑えて患火災発生原因の一位になってい一ます。これからは火災の多いシーズン。毎年十一月二十六日から十一二月二日までは、秋の火災予防運動の期間となっています。今一年の全国統一防火標識は、防火の大役あなたが主役です。一人一人が主役になって・注意しましょう。~一一宝乏.、ー.~~一・・弾逐電,一幸=畢一=胃手2-~宝と幸』毎〆'11広報じようぼく-287-
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