広報じょうほく No.287 1986(昭和61)年 9月
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グラフ4疾病分類別による総点数の構成比(入院外).{旧病状、徴候及び診断名グラフ3疾病分類別による総件数の構成比(入院外)(10症状、徴候及び診断名(12入院、通院を通じて慢性疾患が多いことがわかります。慢性疾患は、症状がかん慢で、気がついたときはかなりひどくなっているこの六七だ-七、言〆トも占めていますごグラフ三は通院の件数の構成比です。一位は循環器系の疾患で二九・八パーセント、二位は消化器系の疾患で一八・九パーセント、三位は呼吸器系の疾患(風邪、肺炎、瑞息等)で一四・九パーセントです。そして、これら三つの病気で六二・六パーセントを占めています。グラフ四は、通院に要した費用の構成比です。一位は、これも循環器系疾患で三七・七パーセントであり、入院通院の件数、費用すべてにおいて三○パーセント前後という大きな割合いを占めています。二位は消化器系の疾患で一八・七パーセントで、この病気は、現代のような複雑化した社会に多くみられ、初期は通院治療をしますが、悪化すれば入院して治療しなければならないことがよくわかると思います。三位は筋骨格系及び結合組織の疾患です。この病気は件数は多いとはいえませんが、いわゆる腰痛や膝の痛み等ですので、一度かかると、なかなか治らず、しょっちゅう医者通いが必要となってくるのです。赤ちゃんは、お母さんが心配するほど寒がりではありません。寒いからといって家の中に閉じ込めるよりも、かえって、かぜの予防のために、日ごろから屋外の新鮮な空気や光で体を鍛えていった方が、赤ちゃんにとっては望ましいのです。今月は、赤ちゃんの日光浴と外気浴について記してみます。○日光浴と外気浴との違い日光浴とは、主として紫外線に当たることを目的とし、それに対して外の空気に直接触れるのが外気浴です。▼日光浴○良い点紫外線に当たることで体内にビタミンDが増量し、骨が丈夫になる。体の中の新陳代謝が高まり抵抗力がつく。○気をつけたい点度を越さないこと。ガラス越しの日光浴は、ガラスが紫外線を吸収するので効果がない。ただし、寒くて脱がせられないよとが多く、治療には時間・・費用ともに多く必要とします。病気にかからない予防と、自覚症状のないl像麓婦だよりI赤ちゃんの日光浴うなときには、無理をせずガラス戸越しで、薄着で遊ばせること。風の強い日はさけ、、適当な時間帯を選ぶ(午前十時から午後二時ごろまで)、生後一ないし二ケ月ごろから始める。頭は直射日光に当てないこと。○日光浴のしかた直射日光に五分程度から徐々に二ないし三十分へと延ばす。部位も足から腿、腹、胸、背中へと徐々に多くする。▼外気浴○良い点皮膚や呼吸器の粘膜は、外気の刺激できたえられ、カゼの予防等になる。のどがかわき、ミルクの飲みが良くなり、夜泣きもなおる。○気をつけたい点よほど悪い天候でない限り続けること。(ちょっと外に出るだけでもよい)・日光浴、外気浴の後は、湯ざましや果汁で十分な水分を補給すること。うちから定期検診を受臆ることが大切なのではないでしょうか。I広報じようほく-255-

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