広報じょうほく No.286 1986(昭和61)年 8月
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○今月は容積率についてご説明しましょう。容領率とは、各階の床面積の合計と敷地面禎との割合です。いいかえれば、延べ面積率のことです。この制限は、都市全体の環境を守り、建築物のバランスを保つために延べ面槙の限度を規制するものです。(図)O容積率の考え方(その1)みんなですすめる都市づくり同じ容積ならば、どのように建てても内容(床面積)は同じ。このように、タバコを倒して置くと、建ぺい率は80%、容積率は150%(2階建とみた場合)の感じ。全く空地はないといってよい‘.,たとえば、第一種住居専用地域は、低層住宅としての良好な環境を保護するために定められる地域ですから、日照、採光、通風等に恵まれた快適さを保つために、建築物の容積率は姥低い“ほどよいわけです。これに対して商業系の地域は、主に商業、その他の業務の利便を(その2)このように建て方を変えてみると容積(内容)は同じだから、容積率は、やはり160%だが、建ぺい率の方は23%程度となる7階建増進するために定められる地域ですから、地価水準も高く、土地の高度利用の要請も非常に強いので、ある程度”高い“容積率を認めることになります。このように、建築物の用途、密度の現況等を総合的に判断して、適切な容横率を都市計画によって定めることになります。容積率の考え方及び制限は図のとおりです。もっと高層化してしまうと10階建の感じ。建ぺい率は16%に低下、空地はタップリ、これでも容積率160%には変りがない。じ容積率でもこのように違う。同(図)O容積率の制限床面亨零績率一議窯-(×'00%’200㎡‐左の例では容欄率-,::::×'00%-90%(各階の床面積の合計)ただし、自動車車庫等がある場合は、各階の床面積の合計の寺を限度として廷べ面積に算入しなくてよい。′この例では1,000㎡(200㎡×5階)×号-200㎡、までが限度である。左の自動車車庫100㎡は限度内であるから延べ面積から除く。したがって1.000㎡(各階の床面積の合計)-100㎡車庫部分)、=900㎡が延べ面積となる。自動車車庫部分8広報じようほく-242-
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