広報じょうほく No.286 1986(昭和61)年 8月
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日ごろの備えでわが身を守ろう大正十二年の関東大震災・マグニチュード7.9以来、日本で起きたマグニチュード7以上の地震は約四十回を数えます。地震多発国日本に住む私たちは、常に地震災害のがけっぶちに立たされている、といっても過言ではありません。地震は今のところ、いつ、どこで、どのくらいの規模で起きるか、といった予測が一般的に困難ですから、わが身を守る唯一の手立ては、日ごろの備えにあるといえるでしょう。ところが、地震に対する心構えは万全か、といえば、どうも十分ではなさそうです。総理府の世論調査によると「大地震の被害について考えたことがあるか」という質問に「ある」と答えた人は全体の五○・八パーセントにしかすぎませんでした。つまり、二人に一人は、大地震の被害を甘く見ている、といえなくもありません。正しい防災知識と的確な防災行動力を身につけていれば、万一、大地震に見舞われても、被害は最小限にくい止められるでしょう。一地震に備えるい(一襲ってくるかわからない大地震の恐怖に対し、私たちはどう対処したらよいのかl地震の心得十カ条をもう一度確認したいものです。①まず、わが身を守る地震の大きな揺れは、一分程度でおさまるといわれています。テーブル、机、ベッドなど丈夫な家具の下に身をかくし、しばらく様子を見てください。その際、上から落ちてくる物に注意して、座ぶとんなどで頭を保護することも忘れずに。②素早く火の始末を使用中のガス器具、電気器具、石油ストーブなどは、素早く火を消してください。地震で怖いのは、火事による二次災害です。③出口を確保する地震動によって住宅の扉がゆがみ、開かなくなることがあります。地震が発生したら、玄関などの扉を開けて出入口を確保するよう心がけましょう。④火が出たらまず消火万が一出火してしまったら、消火器や消火用水ですぐに消し止めましょう。また、隣近所に声をかけ、みんなで協力し合って初期消火に努めましょう。⑤あわてて戸外に飛び出さないあわてて戸外に飛び出すと、かわらや窓ガラス等が落ちてきて思わぬケガをすることがあります。大きな揺れは一分程度でおさまりますので、落ちついて行動するようにしましょう。⑥危険な場所に近よらない狭い路地や塀ぎわなどは、かわらが落ちてきたり、ブロック塀が倒れたりする危険があります。また、ガケや川くりは地盤が緩み、崩れやすくなっているので要注意。⑦山崩れ・ガケ崩れ・津波に注意山ぎわや急傾斜地域では、山崩れやガケ崩れが、また海岸地域では津波が発生することも考えられますので、十分に気をつける。③避難は徒歩で・持ち物は最少限自動車の使用は消火活動や救急救護活動などの妨げになります。必ず徒歩で避難。持ち物は非常食品、飲料水、救急薬品、貴重品など最小限にとどめ、身軽に行動できるようにしましょう。⑨協力しあって応急救護を被害が大きくなると、消防署などによる救急活動だけでは負傷者の手当てが間に合わないこともあります。軽いケガなどの応急処置は、みんなで協力し合ってやりましよ』プロ⑩正しい情報をつかみ余鍵を恐れるな被害が大きく、混乱しているときは、誤った情報が流れやすいものです。公的機関の広報や指示に従って、冷静に行動するよう努めましよ』フ。し老人センターやまゆじ荘に設置されたベンチ○長椅子ベンチ八脚石塚斉藤信様このほど、町老人福祉センターやまゆり荘クロッケー場に寄贈されたもので、毎日クロッケーを楽しむたくさんのお年よりに利用され感謝されています。F…迂霊鍵『i寄付のど紹介霧雲鍵澱蝉輔欺:識撚』ず幣撫蕊2;懲り瀧鱗E・日今:::.#醐心,・・・~・・・蕊。L・_,、承、。.。.・3,‘録:':・識IIbI"■I口器当’蕪榊J--I_~q11.IIIIIdd蝿。:1識.:・野X'』f'瑚幡;;:職那珂西に工場を持(三株式会社信和製作所では、昨年九月に、石塚小学校、常北中学校、町トレーニングセンターに、ビデオデッキを寄贈されましたが、今年も、青山小学校、古内小学校、小松小学校に各一台づつのVTRを寄贈され感謝されています。qビデオデヅキの贈呈をする信和製作所代表者(小松小にて)’7広報じようほく-241-

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