広報じょうほく No.282 1986(昭和61)年 4月
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一九八五国際森林年を記念して茨城県並びに茨城県緑化推進委員会では、県内三十八市町村内の五十五コースを森林浴コースとして選定し、このほど、平地型、里山型及び山岳型として、それぞれ決定されました。常北町では、次の二コースが里山型コースとして認定されています。どうぞご利用ください。①ふれあいの里.iスふれあいの里l小松寺l藤井川ダムを結ぶ、約一キロメートルのコース②朝房山コース標高二○一メートルの朝房山を往復する約二キロメートルのコース四月一日から、二○○ミリリットル献血と四○○ミリリットル献血、及び血液中の血薬あるいは血小板のみを献血していただく成分献血という方法が可能な新しい献血制度がスタートしました。わが国では、これまで一回の献血量が二○○ミリリットルのみとなっており、この献血量が世界でも最少の量であることから、献血ふれあいの里な新しい献血制度が発足ど率が世界的水準にあるにもかかわらず、献血血液量は少ないという状況にあり、各種の血液製剤のすべてを国内献血で供給することが不可能な状況となっています。この結果、血液製剤の安定的確保の問題とともに、輸入した血液を媒介としてAIDS(後天性免疫不全症候群)に感染するという問題が発生してきました。城北ライオンズクラブ(会長・大貫治さん・会員五十四名)では、クラブ結成以来、毎年各種の事業を展開し、大きく地域に貢献しています。今年は〃豊かな心で明るい町を“をテーマに、クリーン大作戦の展開、愛の献血運動、クラブ主催の剣道大会、各球技大会を実施するこれらの問題点を早急に解決するため、すでに世界各国で実施している四○○ミリリットル献血や・成分献血を導入することとしました。なお、この新しい献血制度を実施するについては昭和五十四年から安全性等について種々研究が重ねられ、医学的な見地からも問題ないとの結論が得られています。常北中に時計塔がお目見えなど活発な活動を続けています。今回も、それら一連の事業の一環として、常北中学校前に大時計塔を建立し寄贈されました。隣接する運動広場や野球場利用者からも、これからは腕時計などは不要だね、などの言葉が出るなど、地域の人々から感謝されています。今後とも↑より一層献血にご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。なお、献血に関するお問い合わせは次にお願いします。▼茨城県赤十字血液センター(水戸市千波町干波山五○八’六・電話四三’五一二二▲立派に完成した時計塔。運動公園利用者からもたいへんよろこばれている。多くの新しい力琵ブルが生まれる春の結婚シーズン。新郎新婦の仲をとりもつ人「仲人」は「なかびと」が「なこうど」に変化した言葉です。仲人には「月下氷人」(げっかひょうじん)という古称がありますが、これは中国の縁結びの神「月下老」と「氷上人」を、一つに結びつけたものでした。「氷上人」は晋(しん)の令狐策(れいこさく)という人が見た夢にまつわる故事。氷の上で氷下の人と話をした夢を見たのですが、占いの名人索紘(さくたん)は「陽を意味する氷上と、陰を意味する氷下の結びつきは、男女の仲介者になる予兆」と判断しました。また「月下老」は、唐の章固(いこ)という青年が旅行中に出会った不思議な老人のこと。月の光で書物を読んでいたその老人が持っていた袋には、結婚する男女の足をつなぐ赤い紐が入っていて、章固に将来妻となるはずの女性の名前を教えてくれたのです。結婚する二人はもともと赤い糸で結ばれていたのだという俗信はこの話からきたのかもしれません。言禁の履歴書,l‐11-月下氷人広報じようほく12;-194-

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