広報じょうほく No.275 1985(昭和60)年 10月
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現在、校内舞力、家庭内暴力などの報道がされ、学校が悪いの、社会が悪いのと他人のせいにしているようです。しかし、このようなことはやはり家庭環境にあると思います。あるデーターからみますと、日本人の二人に一人は校内暴力を見聞きふた‐ことがあるそうで、五人に一人は身近に家庭暴力を経験している勘定になるそうです。その動機もいおゆる享楽型で、父母のそろった経済的にも普通以上の家サラリーマンの給料やボーナスには所得税がかかります。この所得税は、給料やボーナスが支払われる際、給与の支払者が源泉徴収して納めることになっています。ところで、サラリーマンには、必要経費が認められていないなどI税のひろばII灘少零擢譲璽の画Iサラリーマンの給与所得控除健全育成は家庭から磯野富永和男庭の少年が約八割ということです。その原因としては、物質的に豊かになった社会で自由を渦歌する気風の強まるなか、子供たちは自制心や忍耐性が乏しくなり、親は子供のわがままをおさえきれなくなったことが、その背景となっているそうです。親子の充分な触れ合いから、あたたかく明るい家庭が築きあげらn番ものと思います。家族全員の愛情による家庭づくりに期待します。と考えられている方もいますが、サラリーマンにも必要経費などの要素をもっている「給与所得控除」があります。この控除は、サラリーマンの勤務に伴う必要経費などの概算控除として、給与所得だけに認められているもので、事業所得の必要経費などに相当するものです。サラリーマンが一年間に支払を受けた給料やボーナスなどの収入金額の合計額から、給与所得控除額を差し引いた残りの金額が給与所得の金額となります。この金額から、扶養控除や基礎控除などの「所得控除額」を差し引いた残りの生まれてすぐ赤ちやんに話しかけてやるはじめのことばは、母乳と同じようなはたらきをします。それで、私はこれを母乳語と呼んでいます。いつまでもこれだけではいけません。ことばでもやはり離乳します。離乳したことばに離乳語という名をつけました。本当の離乳と違うところが二つあります。ひとつはことばの離乳は三歳から三歳半になって始めること。もうひとつは、離乳したあとも、日常生活ではいぜんとして母乳語が中心だという点です。母乳語は、オカアサン、オッパイ、ホトウサン、ワンワンな殉さんし城金額が課税所得金額で.これに「税率」を掛けて算出した額がその年の所得税額です。なお、「給与所得控除額」は、給与の収入金額に応じて変わってきます。詳しくは、もよりの税務署、税務相談員でおたずねください。乳をしないで平気なお母さんが少なくありません。ではどうして、ことばの離乳をすればよいのか、ご存知でしょうか。オトギ話をしてやるのです。といって、まつぴるまから、ムカシムカシとやってはいけませど具体的なことばです。それに対して離孔語は、目に見えない、さわることもできないものごとを指す抽象的なことばです。つまり、人間のことばにはふた色あるということです。それなのに、いつまでもことばの雛誌鋒郭軸詮外山滋比古ことばの離乳ん。蛙のこどもは活動的です。おとなしく聴くようであれば、ほとんどが病気です。むりやり聴かせようとすると、こどもは〃なぜうちで買ってくるモモから赤ちゃん生まれないの”などといって母親を困らせます。夜、眠る前に話します。こどもの目はもうふさがって、口もきけないくらいです。夢かうつつかはっきりしない状態で、ムカシムカシアルトコロ’一………とやります。モモタロウの話なら少なくとも二十日くらい続けます。これを二年から三年継続してはじめて、ことばの離乳ができるのです。昔はどこでもしていたことです。年寄りがいない核家族では忘れられてしまいました。広報じようほく10弓-116-

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