広報じょうほく No.268 1985(昭和60)年 3月
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、原因は食事の欧米化か?最近、「大腸がんは文明病か」とか、「近い将来、わが国の胃がひ人んと大腸がんの頻度は逆転する。」などという医学論文が目立ちはじめた。これは胃がん王国といわれたわが国の胃がんは減りつつあるが、これに反して欧米に多い大腸がんが日本にも増えはじめてきたという警告である。そして食事と文明のつながりとも思われる戦後の食生活の欧米化がその誘因と考えられているのである。たしかに、厚生省の人口動態統計によると、日本人の胃がんによる死亡率は一九五九年をピークにして減少する傾向がみられる。これは胃レントゲン、胃内視鏡検査法の進歩や、地域、職域住民を対象にした集団検診や人間ドッグの普及、さらには健康知識の普及などにより、胃がんの早期発見、治療も可能になってきたことが一因であろう。これに対して、日本人の大腸がんの発生は、うなぎのぼりに増えている。一九五八年の死亡率を基準にすると、一九七五年には直腸がんは哩倍、深部大腸がんはM倍、中部大腸がんは邸倍、I麺学レボートー胃がんと腸がんS状結腸がんは皿倍という高い倍率で増加している。このうち日本人にはS状結腸がんがとくに高い倍率で急増しているのが興味深い点である。そしてこれを日本人のがんの死亡率でみると、あと加年たたないうちに、胃がんと大腸がんの死亡率は、逆転して大腸がんの方が多くなるという将来予測がたてられているのです。さて、先にも述べたように、がん発生には食生活の変化が関与しているといわれている。ある統計によると、胃がんによる死亡率と食習慣などとの関係では、男女ともまず喫煙が第一。次いで熱いお茶、ご飯、漬けもの、焼き魚があげられる。逆にがんを仰えると考えられるものの第一は、毎日コップ2杯以上のミルク、次いで黄緑野菜の摂取であるという。昔の日本食の特徴というと、塩蔵食品(みそ、漬けもの、つくだ煮類)と焼き魚があげられよう。「焼き魚には焼けコゲの部分のほか、身にも発がん物質が存在する」と発表され、注目された。これに対して大腸がん発生と食脂肪分を多くとると胆汁酸分泌をよけいに必要とする。この胆汁酸と腸内細菌叢との代謝によって発がん物質が発生する。これが停滞したところは発がん物質にさらされる時間が長くなる。日本人は欧米人に比べるとS状結腸が長い。従ってS状結腸がんの増加がいちじるしいのだろうか?近年、欧米ではダィエタリーファイバー(食物繊維)の摂取が注目されているが、日本でも食生活の改善、特に日本食の見直しの必要性が論じられるようになってきている。(国保新聞転載)品との関係をみると、繊維成分の少ない炭水化物、脂肪、肉類などがあげられている。特に文明の進歩に伴って、食生活は繊維成分の少ない、しかも脂肪分の多い加工食品を摂取する機会が多くなった。つまり、パンのように精製された炭水化物をとっていると、繊維不足により腸内滞留時間が延長する。一年間:免疫が持続する新しい射を予定していますので、その際》ワクチンの開発により、狂犬病予には必ず登録と予防注射を受けて》画防注射が年一回になりました。ください。”毎町では四月中に狂犬病の予防注垂』一‐iIiI!i!‐:…‐!‐111‐!I!‐iI‐iii‐:‐‐I‐!。■爆だより被保険者証を更新します一今まで使っていた国民健康保険ことをよく確認してください。一の被保険者証の有効期間が、本年①濡誰確轄密韮嘩率這騨娠勢毛世一三月三十一日で切れます。ん諦趣酔職華準蓉垂率函搾酷塞蕊。②馳価蝿窪誰準詐率』症州窪唾睦一また、自治会外の方には直接郵送国保にも記入されているかどう》配します。か。(この場合は届け出が必要、一なお、国保税の納め忘れのある社会保険証と印鑑を持参)一方は、相談日を設け、そのときに③国保加入者に、修学、出かせぎ、一お渡しすることになりますので、長期旅行などのため、他県に住一納めていない方はお早目に納入さむときは、その人のために、も商れるようお願いします。う一枚の被保険者証を発行しま一四月一日以降、病気等で医者にすので、該当する場合は、役場》かかる場合は、新しい被保険者証保健衛生課国保係までおいで願一を使用することになりますのでごいます。この場合、在学証明書全注意ください。印鑑等が必要です。お渡しした被保険者証は、次の狂犬病予防注射が年一回に一.一一一成功させよう科学万博つくば'853-広報じよう;ほく1,.吟韓-狂1,-25-

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