広報じょうほく No.268 1985(昭和60)年 3月
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子供は、大人には考えられないような行動に出ることがよくあります。交通事故から子供の生命を守るには、子供特有の行動パターンを理解することが大切です。一般的な子供の行動持性としては、次のようなことがあげられます。一つのことに夢中になると周囲のことが目に入らなくなるお母さんが道路の反対側にいるのを見つけたり、遊んでいたポールなどが車道にころがっていった三月lもうすぐ新学期です。新入学新入園児をおもちのご家庭では、期待に胸をふくらませながら、何かと準備にお忙しいことでしよう。入学準備のなかで、忘れてはならないのがお子さんに対する交通安全教育です。これまで比較的、家の近所で遊んでいた子供たちも、通学、通園するようになると、行動範囲がグンと広がります。行き帰りはもとより、新しい友達の家に遊びに行ったり……:.ここで気をつけなければならないのが交通事故です。お子さんへの交通安全教育は、家庭での〃しつけ”の一つとして、ぜひ実行してください。お子さんを交通事故から守るために……。家庭でしつ膳ようこれが子供だ″大人とは違う行動パターン新入学(園)児の交通安全りすると車の通るのも忘れて走り出てしまうことがあります。手をあげるとクルマは必ず止議ってくれるlといったように物事を単純にしか理解できないところがある車は急には止まれません。手を蕊動に表れることが多く、そのため、身の周りのことに対する注意力が散漫になることが多い。「危ないよ」「注意してね」といった抽象的な君葉ではよく理解できない飛び出し″はなぜ危ないか、止まっている自動車の下や後ろで遊あぽて道路を渡るように教えると子供は「手をあげれば車はすべて止まってくれる」と単純に思い込みがちになります。子供が正しく理解できるように、教え方にも注意を払いましょう。その時々の気分によって行動が変わる子供は、喜怒哀楽がそのまま行ひなまつりは、元来「上巳のさて、町内の保育園や幼稚園節句」といい、地方によってはでは、毎年三月三日には、かわ「重三の節句」「桃の節句」等いい園児たちが一堂に会して、とも呼ばれています。おひなさまにちなんだおゆうぎ|この行事は中国から渡来したや寸劇の発表会を行っています.もので、わが国では徳川時代か.この催しは、保育園生活の中らといわれています。でも特に印象深い行事のひとつひなまつりは、女の子の将来となっており、子供たちの小さをことほぐ意味のものですが、な胸に末永く残るなつかしい想ところによっては男の子にひないでとなることでしょう。を贈る風習もあるようです。.;!:‐!‐i・‐…!i…i1’1:1..1‐!!‐…,.‐‐、‐ii‐..‐..i‐;‐一L用=--4ぶのがどうして危険なのか言当言葉で注意するだけでなく、具体的に〃現場勿で教えましょう。物陰で遊ぶ傾向がある子供は、自動車のそばやダンボール箱の中に入って遊んだりすることが好きです。物陰などで遊ぶと、運転者などが気づかないことが多いのでたいへん危険です。|応の交通ルールは理解できても、応用動作ができないことが多いいつもの通学路では信号をきちんと守り、横断歩道を正しく渡れても、別の道路では、それができないことが多い。保育園のひなまつり一よしあしにかかわらず、大人や年上の子のマネをする大人が、黄信号なのに走って渡ったりすると、子供はマネをします。大人のルール違反は子供の交通安全のしつけに良くない影響を与えます。なにはともあれ、かけがいのないわが子を交通事故から守るために、各ご家庭での交通安全教育はしっかりとしておきましょう。司土令睡啓曲も、▽I■ロー-号一己西もロ;常北町科学万博を成功させる会広報じようほく2:-24-
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