広報じょうほく No.267 1985(昭和60)年 2月
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水と緑豊かな自然に恵まれたわが町が、昭和三十年二月十一日に、一町二ケ村が合併し、常北町が誕生して、今まで幾多の試練を経ながら町村合併の成果を挙げ、県下でも誇り得る町として発展を遂げてまいりましたことを、町民の皆様とともに、心からお喜び申しあげます。これもひとえに、町民各位の町政に寄せられる温かいご協力と、先人多数の英知によるものでございまして、ここに改めて深甚なる◎常北町は。昭和六十年一月三十日、常北町議会臨時会において、これらかずかずの功績をたたえ鰹測丈男氏を常北町名誉町民に推挙町誕生三十周年にあたり常北町長大高秀男謝意を表わす次第であります。かえりみますれば、ちょうど三十年前、人情風味、社会経済及び生活環境等が密接不可分の関係にありました旧石塚町、小松村、西郷村が合併し、常北町が生まれ、二月十一日でちょうど三十年、社会経済の厳しい変動を繰り返えしながらも、多くの先輩たちの郷土愛に燃える献身的な努力によって、着々とその基盤が築かれ、今日の隆盛をみたものであります。三十年のうち、ちょうど二十年町政を担当してまいりましたが、今日までの道のりは決して平担なものではなく、合併当時はまだ戦後の混乱が続いており、しかも、新しい地方自治法が施行されて数年経過した程度で、社会的にも政治的にも極めて不安定な時代でありました。さらに、明治二十二年以来約七すべく提案いたしたところ言満場一致をもって同意されたものです。また、二十周年記念式典を挙行するに際し、自治、福祉、衛生、十年間続いた歴史と伝統は容易に断ち切り難く、住民それぞれ旧町村意識が強く、会議等も寄り合い世帯そのままに我田引水的議論が多く、一体制の確立など思いもよらない状態でありました。従いまして、一日も早く旧町村の垣根を取り除くことが先決であると考え、三十三年五月、他町村に先がけて中学校の統合を断行したのであります。また三十年代は、国・地方を問わず未曽有の財政難の時代で、その厳しさは、財政再建下にある今日の比ではありませんでした。しかし、四十年代から経済の高度成長に支えられ、地方財政も好転し、長期的、計画的な町づくりがその緒についたのであります。即ち、教育施設の充実、産業の振興、生活基盤の造成、健康と福祉の向上等、着々と整備が進み「豊かで明るい町づくり」は、大きな前進を遂げてまいりました。さらに、町民の皆さんが体力づくりに励み、いつまでも若々しく健康的な生活ができるよう、その願いをこめて農業者健康管理トレ産業、教育文化、治安防災それぞれの各分野で功労のあった、大貫治氏ほか二十名の方に表彰状が、また、前記功労者及び寄付者であlニングセンターも、このたび完成のはこびとなりました。また、先般、臨時譲会の同意を得て、常北町名誉町民の称号を贈ることになりました鰹測丈男先生の授与式も、記念式典に併せて行い、先生の偉大なるご功績を讃え常北町史のうえに永久に明記するものであります。今、静かに三十年の風雪を振り返えるとき、隔世の感にうたれ、感慨無量なるものがございますが、県下地方行政をとりまく環境はまことに難かしいものがあります。これからの行政は、限られた財源を合理的かつ効率的に活用し、これらを重点施策に充当し、不要不急の事業はこれを抑え、新しい行政需要に応え、活力を生み出すことが今後の常北町発展の鍵とい』えましよ↑フ。この意義ある年を契機としてさらに豊かな明るい町づくりに挺身努力し、もって町民各位の期待と信頼にお応えしてまいりたいと決意を新たにしておりますので、どうか変わらざるご支援、ご協力をお願い申しあげます。る大崎八十吉氏ほか百五十二名の方々に感謝状を贈呈いたしました。一般スキー教室参加者募集期日・3月8日~10日(金.土.日)場所・蔵王スキー場募集人員・20名参加費.24,000円申込締切.2月28日集合時間・3月7日剛10:30集合場所・常北町公民館乗り物・観光バス申込先.常北町健康管理トレーニングセンターTEL88-5575広報じようぼく61常北町科学万博を成功させる会-16-

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