広報じょうほく　No.262　1984（昭和59）年　10月

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テレビ・新聞で見る記事の中には、交通事故、銀行強盗、自殺等等あまりにも暗い面ばかり多い昨今ですが「風船で結ばれた心のふれ合い」「小さな親切」、二つの明るい話題をご紹介します。私たちは、過日、青少年相談員、青少年問題協議会合同で、今後の常北町における青少年対策の向上に責する目的で、群馬県榛名女子学園と国立赤城少年院の二ケ所を見学いたしました。この施設は、暴力・窃盗・覚せい剤・不純交友等の問題で家庭裁判所の審判により保護処分として少年院送致の決定を受炊、前者は十四歳から二十歳未満の女子、後者は、年令は同じ中学校課程の教育を施し社会復帰させる施設ですが、係員の説明によりますと、いずれも家庭環境の欠陥が非行に連なる原因であるということでした。私たちはいかに家庭教育が大切であるかを痛感してまいりました。そして、見学を終って帰路のバスの中で、春園の綿引弘二さんが「風船がとりもつ縁」で知り合っI鍾涜I-帰ってきたジャンバー上入野猿田正一た方から、お土産のほかに、皆さんにも差しあげてくださいと、見事に実ったぶどう「巨峰」を分けていただき、皆んなで舌つづみを打ちながらおいしくごちそうになりました。綿引さんから交流をはじめた動機について説明していただきましたが、その内容は次のようでした。ある日、綿引さんの奥さんが家の近くの畑で除草作業をしていたところ、しぼんだ風船が目に入りました。何気なく取り上げてみると糸がついていて、、その先に紙片が結ばれてあり、その紙片には次のような文章が書かれていました。「私たちの学校から飛ばした風船です。見つけた方はお手紙ください。群馬県北群馬郡子持村大字横堀・佐藤芳子」と記してあり、子持小学校のスタンプが捺してありました。綿引さんの奥さんは、何百キロと、はるばる風に乗って群馬県から飛んできた風船の便りですから、飛ばしてくれた人の気持ちを無にしないで、さっそく手紙を書きま一した。「あなたが飛ばした風船が、はるばる茨城の地に到着しました。なんだか夢のようです。これもあなたと私がお友だちになれるように、神さまが縁を結んでくださったものと思います。どうぞこれから仲良しになってください。」と、こちらのようすを書いて手紙を出したところ、群馬県からも喜こびの返信がきました。それによると、学校で交通指導の折りに六百名の児童が一人一個づつ六百個の風船を飛ばしたそうですが、拾われて手紙が届いたのは、その中の二個だけで、先生にたいへんうれしく、返信の手紙を見ていただき、学校中の各クラスを回覧してくださったそうです。それ以来、お互いの家庭、町や村のようすや、心をこめて縫い上げた洋服や産物を送り合って、両家の深い交流が続いているそうです。当時五年生だった佐藤芳子さんも今は中学二年生とのことです。そして今回の研修の折りに宿泊地より綿引さんが電話したところ論さっそくブドウをお土産に、用察があって芳子さんは来られませんでしたが、お父さんが来られて、初めて顔を合わす劇的対面をしたものでした。ロマンに満ちた風船がとりもつ縁で、心のふれ合いを大切に交流を続けているお話を聞’一:月は国民年金保険料の第二期分の納付月になっていますが、もう納めましたか。もし納めていない時は、月末詣でに必ず納めましよ↑フ。国民年金制度は、老後の所得保障を最大の目的としていますが、不慮の事故や病気などにより、大ケガをした時や、頼りにしていたご主人が亡くなられた時などにも、障害年金や母子年金などの年金を支給して、あなたやあなたの家族の生活を支えることも目的としています。ところが、これらの年金は、原則として事故のあった時点において、保険料が納付されていることが条件となっていますから、ついうっかりして……とか、後でまとめて払うから、などの考えにいて、何かしらジーンとくる心暖まる思いがしました。さぞかし両家の家庭環境もご立派で、こんな家庭で育まれる子供さんは、立派に社会に巣立って行くことだろうと想像しています。今後いつまでもご両家の交流を祈念します。さて、満々と水をたたえる藤井一一一一一一『一一一一戸一一一一』’一一一一一{一画|{一一一一一一一一国一一一一一一一’一一一一一一一一一]|】一一一一一一]一一一一戸一一一一』一一一一F一一一字一一一一一一一一一一一F一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一室一一一一一一二一一一」一二酉一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一『一一〈ネンキン通侭〉一保険料は納めました力より保険料を納付月までに納めていませんと、これらの年金が受けられない場合がおきてしまいます。事故があってからあわてて前の分を納めても間に合いません。また、将来、あなたの老後を支二日える老令年金も、未納期間が多くなりますと、支給される年金が低額なものになってしまったり、場合によっては受給することができなくなってしまうこともあります。国民年金制度は、あなたやあなたの家族を守る大切な財産です。不慮の事故などに備えるとともに、将来、より多くの年金が受けられるように、国民年金の保険料は、納付月ごとに必ずキチンと納めましよ』フ◎川ダムにも、最近魚が増えて湖面に糸を垂れている釣り人の姿を見かけます。ある日たまたまダムの釣り場に飯村富男さんの子供さんが釣りに行き、購入したばかりのジャンバーを忘れてきてしまいました。帰宅してそれに気付き、さっそく取F~刃12広報じようぼく|成功させよう科学万博つくば’85-932-

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