広報じょうほく No.262 1984(昭和59)年 10月
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.十寸勾わが前を風ばかりゆく琶の野今瀬剛一、いく終戦忌戦さ知らざる人とゐて荒井碩雨五浦の白波も止め秋画く・加藤鉦好瓜渡けの味やわらかに彼岸入り軍司けんじ姉凸今星よりも暗く灯して涼の舟猿田道男結婚式などで持ち帰(↓たせ一↓かくの祝いの鯛を、冷蔵庫にしまったまま持てあまし気味などというとき、でんぶにすると結構おいしくいただけるものです。鯛の身だけを細くほぐして取『~可議…謡鯛を使ったでんぶ秋蝶の飛ぶ先々を杉囲み原勝男L鞠汐の香の満ちて風鈴よく鴫れり吉元つる代秋風とおぼえて昨日より疲れ寺山みさを今朝秋の中へふわりと旅立ちぬ綿引英子こほろぎの声いとほしく旅装解く飯村愛子虫の声聞き分けて居り一人の夜阿久津あい子親も子も寝息となりし星月夜見持多美子萩の道こぼされ程に触れて来し高橋芦江り、厚手の鍋に入れます。酒・みりん・砂糖・・塩を少逓ずつ加えながら、菜箸五〜六本を使って弱火でいり上げます。熊がさないように、色をつけないようにして、パサパサした感じになるまでいるのがポイントです。どうぞおためしください。‐E風鈴の誘ふ夢路はエメラルド長須きみの夏惜しむ磯の匂ひの中におり浅野菊枝黒葡萄もぎりし後の手に重し飯嶋とみ秋の雨ほどよくしめり大根蒔くいそくきよ水澄みて母の機嫌を伺いに袴塚末子』4う谷中ケ友去りてより掌中の青き柚子瀬谷博子かき氷くずし上手に待ち時間竹内幸子傷今人の息ふきかけて折る秋茄鈴木静枝や噂ぴしぴしと風の音して崩れ築鯉測寿美恵〈城北句会選〉秋楽しい遠足のシ….ズ、参一です。〃遠足は、遠い足と書くのに、なぜ歩かないで、パスや電車で行くのかな“と、子供の時に不思議に思ったものです。文部省の小学校指導要領には、遠足は、校外で見聞を広め、集団生活の決まりや道徳について、望ましい体験をつむことができる特別活動として位置づけられています。ところが、ひところは、デラックスバスなどで、むやみに遠出をするのが流行しました。それが最近になって、森の中を歩き自然観察をしたり、森林浴をしたりするプランを採り入れる学校も目につくようになりました。もっとも、北海道などでは、以前から炊事遠足といって、全校の生徒がそろって川くりなどに行き、みんなで炊事をし、食事をとるという行事をやっていr~可遠足る学校がたくさんあるようです二さて、秋の話題をもう一つ。毎年この時期になると、収獲を祝って各地で「米」にまつわるいろいろな祭りや催しが行われます。日本人の主食は、何といってもお米。そのお米を中心とする日本型食生活は、日本人全体で見る限り、ほぼ理想的な栄養摂取の状態にあります。しかし、世代によっては食事内容に偏りが見られます。特に若い世代の食生活は、手.経に食べられるインスタント食品やボリュームのある献立が中心となっており、栄養バランスに無関心な傾向が目立ちます。理想的な栄養をとるためにも、若い人たちや幼い子供をもつお母さん方は、もう一度、毎日の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。r両一一一一一…〆一0.-.錘……,…一一一常北町科挙万樟を成功させる会広報じようぼく・--,,-‐-931-
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