広報じょうほく No.253 1984(昭和59)年 1月
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危険な飲酒運転の自己弁護ドライバーの皆さん、「まあ、どが続いて、酒を飲む機会がどう堅いこと言わないで、ビール一杯しても多くなります。ドライバーぐらどなどと勧められて、ついの皆さん、〃乗るなら飲むな、飲ん飲んでしまったことはありませんだら乗るな〃を合言葉に、安全運か。「少しの酒なら、かえって運転転を心がけてください。の腕がさえてくる」などと本気で思っている方はいませんか。とんアルコールは監庁のでもない思い違いです。起灘鯉騨鰍熊窪騨機能を低下させる五百二十三件。スピード違反の千三百三十一件に次いで二番目に多飲酒運転をしたドライバーの自く、相変わらず擁飲酒運謬が後己弁護lその主なものは次のとを断ちません。おりです。年末年始は、忘年会や新年会な①あまり酔っていないと思った少しの酒でも死亡事故に‐②酔(た勢いで③ひと休みして酔いがさめたと思った④翌日の仕事に車が必要だから⑤今まで飲酒運転で捕まったことがなかったからこうした言い訳をすること自体、アルコールの人体に与える影響を理解していないと言っていいでしよ・フ。酒を飲むと、体の働きには次のような変化が見られます。第一に、視覚の働きが鈍くなり、視野が狭くなります。第二に、大脳の働きが低下して判断力が鈍り、自制心も弱まってきます。酒を飲むと、運転の腕がさえるというのは、アルコールによって大脳が麻ひしたために起こる錯覚で、運動機能はふだんよりもずっと低下しています。さらに、集中力が鈍ったり、梢神的にも不安定になるなど、酒が人体に及ぼす影響は、車の運転にとって好ましくないものばかりです。酒を飲むと認知判断・実行という運転に必要な能力がグンと落ちます。このため、信号や道路ビール一本で危険度は二・五倍標識を兄落としたり、歩行者の発兇が遅れたりします。また、一時停止を無視したり、肝心の運転操作も遅れがちになってしまいます。ドライバーの中には「酔わない程度の酒なら大丈夫」と、本気で信じ込んでいる人もいるようです。しかし、決して〃大丈夫“でないことは次のデーターでも明らかです。ドイツの医学者フロイデンベルグによる「血中アルコール濃度と事故の危険度」の調査によると、ビール一本を飲んだ状態で車を運転した場合、アルコールが体内に全くないときに比べて、死亡事故の危険度は二・五倍に増えています。また、死亡事故につながらなくても、物を壊したり負傷したりする事故も増えており、少しの酒でも危険なことを物語っています。そのほか、あまりお酒を飲みすぎると、疲労や睡眠不足を招き、翌日の運転にも支障をきたします。当日、酒を飲んでいなくても、体内に残っているアルコールの量によっては、飲酒運転とみなされ、厳しく処罰されることになります。飲酒運転はモラルの闇F顔』一ぐ参一ドルを握る.…::ドライ〆・…である以上、必ず守らなければならない基本的なモラルの一つです。道路交通法は「何人も酒気を帯びて車両等(自動車、原動機付自転車など)を運転してはならない」と定めています。そうと知りながら、酒を飲んで車を運転することは、量も恥ずべき行動と言えます。飲酒運転は、ほかの犯罪に比べて執行猶予が少なく、実刑、厳罰主義がとられていますが、飲酒運転で罰せられるのはドライバーだけではありません。目上の人などが、酒を飲んでいる人に車の運転を強要すると処罰されます。また、ドライバーに酒を勧めることも禁止されています。飲酒運転をなくすためには、家庭や職場、地域社会などで〃飲んだら乗らない、乗るなら飲まない飲ませない“という鉄則を確立することです。もちろん、それらにも増して大切なのは「私は絶対に飲酒運転はしなどというドライバーの自覚であることは、言うまでもありません。町民のみなさん、常北町からは飲酒運転や交通事故を追放するため、簸大限の努力をはらわれるよう改めてお願いするものです。争奪#吟#や戸-列癖溺羅甚識蕊競禰駿礁蕊繕蟻蕊謬騨蕊議灘広報じようぼく-814-

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