広報じょうほく No.253 1984(昭和59)年 1月
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アレルギー(以下アという)という言葉はドイツ語ですが(英語はアラジイ)今や国民のもっともよく知っている外来語の一つになっています。「日本人は核アレルギーだ」などというむずかしい言い方かち、私などが毎日、外来で患者さんから実に無邪気に「ア体質なんです」……と一日百回位も訴えられる等のポピュラー語でもあります。だが一体、アって何んでしょう。今回はアについて述べます。と申しますのは、病院におりますと、実に多くの方々が、自分で自分のことをア体質というものだと思っており、そのくせ、そのほとんどの方が、ア体質でも何んでもなく、意味もご存知なく、自分をア体質だと訴えることによって、医師に無用の困難を与え、結局は患者さん自身が損をしているからです。多くの方が、ジンマシンが出るとか皮フをこするとミミズばれになるとか、カゼをひきやすいとか、本来、無関係なことを理由に、そうおっしゃいます。さて、アとは何んでしょう。我一アレルギーとは小泉雄一郎々は微生物など多くの生物と地球上において、闘かい、一方において共存しています。そして微生物などの身体侵入に対しても防禦機構が人間には備っており、この防禦力の存在が人間にとって有益であった場合を免疫と呼んでいます。ところが、この体を守る働きを儲えた抗体という一種の蛋白質の存在が、かえって人体に悪さをすることがあり、その場合の現象をァと呼ぶのです。自衛隊が国民を守るのは免疫だが、クーデターでも起こして国民に銃を向けるようになったのがアといったようなもので衣。たとえば我々は、はしかに福患すれば、一生の間に二回は、はしかになりません。これは、そのビールスに対する抵抗体が人体内にでき(免疫)、以後、一生その抵抗体が、はしかビールスを撃退するからです。だが、一度ペニシリンを注射した人で、非常に体喪が待異だと、そのペニシリンに抵抗体ができてしまい、次の注射が入ってきたペニシリンと共同反応で悪さを起こし、死なぬとも限らぬ万5口Z一一----口---一二言至宰且室垂鍛弓.2事態になってしまうのです。これがアです。現在たしかに非常に多くの病気が、アの面から考えられています。だが本来、アの話しは難解な面もあり、かく申す私も、アの一種の自己免疫の研究で医学博士になったわけですが、一部の診療の現場では医師自身もアのことがよく分からず「あなたはアだ。そちらさんもアだ」といいすぎているきらいもあります。要するに、ア体質でもない人が自分のことをアといっていては損するが、しかし本当にア体質な貝その自覚がないと危険だということです。とにかく、以下に述べる人は本当の意味でのア体質と思われるので、病医院、歯科、薬局などへ行新春恒例の名刺交換会が、去る一月六日、町公民館において盛大に開催されました。これは、町内各界各層の代表者が一堂に会し、新年のあいさつを交わしながら、この一年の抱負を語り合い、町勢発展のための、惜しまない努力と協力を誓ったものです。新春名刺交換会くときは、その旨はっきり言(↑てください。①内臓液で薬疹のできた人。②注射でショックに近い状況になった人。③端息や季節的鼻炎が長期間続いている人現代のビジネスマンにと(’て、電話は仕事の必需品です。外出先・から公衆電話を利用する機会も多いはず。そんなとき、このテレホンカード一枚あれば、コインの心配はもう不要です。一枚で何回も使える便利さに加えて、公衆電話にかかる経費も明確となります。これからのビジネスマンの切り札、テレホンカードを、企業等のパワ一カード公衆電話新登場④ひとく力ふれ易い八⑤しっかりした検査や診療の元で医師に確かにア疾患だと言われた人。水戸協同病院皮膚科・泌尿器科科長、筑波大・自治医大・茨城大学各講師Iアップにぜひお役震立てくださいごヂレゼントやコレクション用にも最適です。現在は、水戸市内に十ケ所設置されていますが、引き続き増設してまいります。なお、このカードは、五百円、千円、三千円、五千円の四タイプが用意されています。〈水戸電報電話局〉F司▲新年の抱負を語り合う蕊譲蕊蕊蕊霧蜜霧麓蕊蕊霧蕊蕊蕊蕊蕊蕊蕊蕊蕊蕊溌謹識議灘撫蛎蕊-820-
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