広報じょうほく No.244 1983(昭和58)年 6月
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(参うじより眼を離したる水の揺れ今瀬剛一ふれあいの里ふれあいの蕊若葉荒井碩雨晩霜のくるらし衿に隙間あり加藤鉦好茄子苗を分け合ふ朝の指光る原勝男鍵盤のぼるんぼろんと八重桜大越典子ねがいごとの幾つもあって竹を植嬉フ寺山みさを『~、菊根分け母命日のころ咲くかいそべきよ田植後のどっと疲れの足洗ふ浅野菊枝回想の耳をくすぐる遠娃飯村愛子方緑の午後の深みに母見舞ふ袴塚末子川下のけむりのように梅雨といふ綿引英子手術待つ母の眼やさし若葉風長須きみの先づ地図の順路たしかめ子供の日高橋芦江一人覚め五月雨の音聞くとなし見持多美子行き帰り牡丹の花に語りかけ飯嶋とみ‐‘降りつづく激しき雨に青葉忍ゆ吉元つる代強がりなど忘れてしまふ五月雨杉山幸子だれにでも分けたきうまさ青田風阿久津あい子肩の息しばし静めて藤の波鈴木静枝老えの中へ一瞬夏燕瀬谷博子投網打つまだ定まらぬ男腰鯉糊寿美恵〈城北句会選〉◎今月のテーママからだを大切ししよう・梅雨期を迎えて、特に衛生に気をつける家族みんなで話し合いをしよう登燕撰卸唾謹……蕊塞評…壷1…噂…鐸てるてる坊主てる坊三あした天気にしておくれ……“シトシトと雨の降る空を見るにつけ、つい口ずさみたくなるのがこの歌です。晴天を祈り、紙で作ったてる●てる坊主を好下やナンテンの木につるし、願いがかなえられると目を描いてやったり、酒をかけて川に流すのが一般的な風習。もとは中国から渡ってきたようです。日本では「俳譜新選二一七七三年)に〃てるてる法師“という言葉がみられるので、それ以前からこの風習があったものと思われます。てるてる坊主で思い出すのが天気予報l最近は裁象衛星を使って地球的な規模で気象観測が行われ、雨の降る確率もパーセンテージで発表されるなど、天気予報もずいぶん科学的にな●てるてる坊主りました一、それでも、梅雨時や遠足シーズンには、子供が作ったらしいてるてる坊主を軒下などに見かけることがあります。思いを込めて、てるてる坊主を作っている子供の姿が目に浮かぶようです。ところで、お天気といえば、六月一日は気象記念日。今年は何と百八回目。明治八年六月一日の旧内務省地理寮織内で気象業務が開始されました。「この記念日を機会に、国民の皆さんが、もっと気象に関心をもってくださるといいと思います」とは気象庁広報室の話。海水浴や登山、釣りなどのレジャー・シーズンは目前です。気象の変化を甘くみて、遭難に遭うことのないよう、気象への関心と正しい知識をもちたいものです。■hl…1蝿…蕊…凶…4-零…“…綴1.…*…愁諦輔;函塞X塾轟輔鮎'翫冒識g広報じようぼく-731-
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