広報じょうほく No.234 1982(昭和57)年 9月
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現在は、老人と若人の折り合いが悪いといわれている今日この頃ですが、私の家では、決してそうゆうことはないのです。一ケ月ほど前のある日、若夫婦が、年をとって温泉に行くのはいいが、遠方の温泉に行くばかりが能ではないから風呂をつくってやるといって、多額のお金を費し、このほど、タイル張りの立派な浴室が完成しました。入浴してみましたら、入り心地は最高、身も心も温って感謝せずにはいられず、ついペンをとった次第です。常にあまりロをきかない息子ですが、態度で気持ちを表現しているんですね。親子というのはいいものです。ところで私たちは、昭和五十年に若夫婦に世を渡し、現在は隠居して別居生活をしています。自由な身の上となり、平凡な毎日を送っていますが、昼間は若夫婦が勤めに出ているので、その間は本宅の留守番をしております。おじいさんは、植木の手入れやIわたしの一言I若夫婦に感謝して草刈りなと私階留守番かてら書道や読書を楽しみ、天気のよい日には庭園の草取りなどをやっています。休息の時間には熱いお茶でのどをうるおしながら「私たち今が一番幸福なんだね。」「まあ、そうだね」と、交す言葉も軽々しく、一口一口のお茶を美味しくいただいてお夜は食卓を囲み孫は学校での話、私たちは今日一日のできごと等の話しに花を咲かせています。一家団蕊の場、話し合いの場として、なごやかな家庭生活を送っております。また私のおじいさんは地区の老人クラブの会長をしているので、たびたび引っぱり出されます。たとえば、陶器づくり、造花講習、人形づくり、手さげづくり、輪投げ等々、老人の勉強会に参加しています。昨年は、町の老人大学にていろいろと勉強しましたが特に人間関係や嫁と姑の問題はたいへんプラスになりました。一…甑齢鋸曙廃滅蝿.最近陛若い人の糖尿病かふえてきたので、糖尿病患者の妊娠も多くなりました。無事に出産するには、医師の指示をよく守ること。妊娠期間中の診察も、ふつうの妊婦よりひんぱんに受けてください。一般に妊娠すると、おなかの赤これからも優しい気持ちをもちつづけ「老いては子に従い」の諺どおり、老人としての心椛えを胸~ー糖尿病患者の妊娠口匿学L_二ちやんのためにたくさん食べろといいますが、糖尿病の人がこんなαことをすれば、たちまち糖尿病が悪くなります。医師とよく相談して、カロリーはふだんの十五〜三○%ぐらい増やすにとどめます。つわりで食事が全然とれなくなると低血糖になる心配があります。にし↑↓かりと抱きしめて長生きし若夫婦に十二分に甘えていきたいと思っております。‐▲ふれあいの里を野鳥の天国に巣箱つけ整備がすすめられている「ふれあいの里」を野鳥の天国にと,このほど,町立小松小学校の児童五・六年生による巣箱つけが行われました。これは,県と町が建設しているふれあいの里は,野鳥の生息数も多く,その愛護のためそして,動植物の愛護と飼育に熱心な同校の児童たちの,夏休み中の実習の一助にと行われたもので,新聞やテレビでも放映され話題となりました。一二荊騒.力ひとし時にその期間だ催入院も必要でしょう。糖尿病の人は大きい赤ちゃんが生まれやすい。大きい赤ちゃんは難産になりやすいので、赤ちゃんの発育の状態をみて、予定より二、三週間早い日にお産を。ときには帝王切開をすることもあります。反対に赤ちゃんの発育が悪いこともあり、このような人は早めにお産する必要はありません。患者と医師と二人三脚で赤ちゃんを守り育てて行くのですから、医師を信頼することが何より大切です。‐広報じようほく10-600-

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