広報じょうほく No.233 1982(昭和57)年 8月
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近年における我か国の医療保険制度は、経済の低成長と人口構成の急速な高令化の中で、かつてない厳しい状況下におかれています。とりわけ国民健康保険は、お年寄りの被保険者(加入者)が年々増大することにより老人医療擬の負担が著しく、高額療養費の増嵩と相まってその財政運営は、容易ならざる状態にあります。常北町国民健康保険においても、ご多分にもれず、毎年、医療費が上昇を続け、国保加入者の方々が納める国保税についても、ご負担を少しでも軽減するため一般会計からの繰入れをして、何んとかきりぬけている現状です。しかし、このような状態をいつまでも続けていけるかというと、町財政状態も厳しく助成を受けていくことが困難な状況下にあります。そして、国保加入者の方々に益々厳しいご負担を願うことになります。このような状態を改善していかなければなりませんが、それには、まず皆さん方に医療費と国保税について、よく知っていただくことが必要と考え、これらの点について簡単にご説明いたします。なお、本年度の国保税については、一』』一一マヨ』■■■■合は一、二五○円を国民健康保険税でまかなうのです。◎国民健康保険税の決め方国保税は、基本的には、その年の医療費に応じて決められるわけですが、まず、その年の医療費がどの位になるかを予想して定めるわけで、医療費がふえれば当然、国保税もふえることになります。参考までに、昭和五十七年度に病院等に支払う予算金額(療養給七月二.一・・九日の町亨臨時議会Lお←て税率等の改正が行われました。◎医療費はどのようにして負担しているのかこのように医療費が五千円の場‐務者付費)侭四億○声三一戸四手円を計上してあり、毎月、約三四○○万円支払うことになります。◎国民健康保険税の算出方法国保税でまかなわなければならない分の総額を次の四つの方法によって、それぞれ世帯別、個人毎の負担額を計算して、一年間の国保税として算出するものです。①所得割世帯の収入に応じて計算します。②資産割加入者の方の土地、家屋の固定資産税に応じて計算します。③均等割加入者数に応じて計算します。④平等割一世帯いくらと計算します。◎昭和五十七年度の国民健康保険税の税率改正について今年度の国保税については、もうすでに第一期、第二期分として納付書を送付し、納入していただいておりますが、第二期分までは前年度の国保税をもとにした暫定課税であります。第三期分(八月納期)以降が昭和五十七年度の確定課税になっております。この確定した税額から第一期、第二期に納入された税額を差し引き、今後、残りを第三期以降の四ー毛己晶産もq蓉壷夕…g■帝需丑宰奉君野記や■……、氏垂…-~昼.藍竜■岳=r雷rP=9蓉雪轟E=虻昭和五十六年の常北町人口動態統計について、まとめましたのでお知らせいたします。この人口動態統計は、①出生②死亡③婚姻④錐婚⑤死産の五種類についての実態を役場に提出される届け出等をもとに調べたものです。五十六年度の統計は、同年一月から十二月までの届け出等によりまとめられています。〈出生数〉出生は、一二三人で前年の五十五年に比べ二十二人減っております。出生率は人口千対十一・三(国の段階で十三・○)になっております。ちなみに出生数の年次別は次のとおりです。五十一年一三五人五十二年一四四人五十三年一五三人五十四年二一人五十五年一四五人〈死亡〉死亡数は、九十八人で、前年より三人減少しました。人口千対の死亡率は、九・○(国の段階で六・二になっており国の平均値よ町の人口動態脳血管疾患死亡がトップり高い数字を占めしております壷死亡の年次別推移は次の通りです。五十一年二四人五十二年七四人五十三年七二人五十四年八六人五十五年一○一人〈死因〉常北町の死因順位は、第一位が脳血管疾患(死亡数二十六人)②心疾患(同二十五人)③悪性新生物(がん)同十八人)④肺炎及び気管支炎(同十二人)⑤不慮の事故及び有害作用(同六人)lの順になっています。国の死亡順位でみますと、第一位が悪性新生物(がん)②脳血管疾患③心疾患④肺炎及び気管支炎⑤穏神病の記載のない老雲lの噸に種って繕ります.国の段階では、死因のトップが昭和二十六年以来の脳血管疾患から悪性新生物(がん)に代わっており、いかに「がん」に対する予防対策が必要であるかを警告しております。なお、茨城県の悪性新生物(がん)の死亡順位は、第二位になっ広報じようほく“今申氏-580-
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