広報じょうほく No.233 1982(昭和57)年 8月
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過去の例を見ても・六きな地震のときは、必ずといっていいほど火災が発生しています。そして、地震そのものによる被害よりも火災による被害のほうが大きいことがわかります。約一○万人の死者を出した大正十二年、マグニチュード七・九の大揺れの最中には消火できなくても、第二・第三の機会が残されています。そのチャンスを逃がさ地震発生:.…素早く消火をF-吋丸月一日は防笑の言地震で怖閏束大地震も↑火災か発生しなかったら、あれほどの大惨事にはならずに済んだともいわれています。地震が起こったら火事を出さないよう、また、火事になっても初期のうちに消し止めることが何よりも大切です。ずゞ火を出さないための行動をとることが大切です。▼初期微動、すなわち、大揺れの前のパ.さな・』・幸…動を感じた段階で、早目に火の始末をします。▼火災は、その時の状況によって異なりますが、火元から周囲の可燃物、たとえばカーテンやフスマヘ、さらに壁板から天井へと燃え移るまでには三分から五分かかります。大きな揺れは、普通、一分程度でおさまり、それから消しても遅くはないのは火事いのであきらめず消火に当た診ます。▽石油ストーブによる火災は、出火後二分程度以内ならば、ボヤ程度で消火できることが実験でわかっていますので、あわてず確実に消しましょう。◎火は元から断つグラッときたとき、初めの揺れが行動の自由を奪うほどのものでないときは、火の始末を先にすることができます。しかし、いきなり激しく揺れるときは、テーブルや机など丈夫な家具の下に身を寄せて、しばらく様子を見ます。揺れがおさまって行動できるようになったら、まず、大声で「火を消せ″」と叫ぶこと。自分自身を冷静にするきっかけになるばかりか、隣近所への呼びかけにもなります。使用中のガスコンロなどガス器・具は元栓を閉め、石油ストーブはコックを閉めて消し、電気器具類はコードを抜きます。◎頼りになる隣近所大きな地震が発生すれば、公共卸…“謬罰鰯嘩…甚評群施設も被害を受蝿二九番をダイヤルしても消防車が到着できないことも考えられます。そのためにも、最悪の場合を想定した自己防衛策を立てておく必要がありま最近の火災は一炎」の被害力ら「煙」の被害へと変わってきまし‐火傷死を上廻る煙による死者す晶ふだんから隣近所と話し合一一一ておき、いざというときは一致協力して消火に努めることが大切です。た書これ健建物の気密性か高くなる一方で、火災時に有毒性、爆世広報じようぼく2-578-

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