広報じょうほく No.232 1982(昭和57)年 7月
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金魚玉吊る晴天〈爪先立ち今瀬剛一孫の来る朝紫陽花は水色に荒井頒雨紫陽花の太き芽雨をあつめゐる小貫まさを妻といて色こき朝の濃紫陽花加藤鉦好ひとかかえ程の紫陽花ぽそと活け飯村愛子夏ともなれば冷ややらこの季節です。さて、煮もの料理や中国料理一などに向く、固めの豆腐が木綿安どし豆腐、湯豆腐や冷や奴向きの、やわらかい豆腐が絹ごし豆ゞ腐、口あたりも見た目もその名木綿ごしと絹ごしいというのは永分が多いか少ないかの違いで、料理法によっ豆腐の相違はて使い分けます.製法上の相違は、木綿ごしは《劇|塁||胃‐し型を使←中に布を敷←て上から材料を入れ、重しをして固めます。絹ごしは、穴のない流し型に濃い目の材料を入れ、そのまま固めます。木綿ごしの豆腐に粗い布目がついているのは、製法中の作業の故についたものです。遠くからゆ一室くり晴る一る濃紫陽花鯉測寿美恵しば新緑の香りに暫し息とめて浅野菊枝なぐさめの言葉がほしい額の花瀬谷博子なひざがしら梅雨冷えやおのづと撫でる膝頭室つげ見持多美子紫陽花をみてきし腿まだ濡れて綿引英子梅雨冷えて百姓の肩ゆるみけりいそべきよ雨風に紫陽花どっしり咲き満つる飯嶋とみF一可道路を広く使うために盛夏に向かい、草木も一段と伸び道路におおいかぶさっているところが多く見られます。道路はだれもが利用するところです。自分の土地から道路上に出ている草や木の枝を伐採して、道路を広く使えるようご協力ください。(建設課〉窓に来て別れ道あり青田風長須きみの密雲は広がりやすき濃紫陽花袴塚末子過去などは振り向きもせず濃紫陽花吉元つる代吾が色に酔ひてかたむく濃紫陽花阿久津あい子うしみついよせドロドロと丑満に入る夏の寄席寺門美恵子母の声いよいよ小さく濃紫陽花寺山みさをころもがえすっきりと病後のはづみ更衣鈴木静枝た在りし日の友が目に顕つ濃紫陽花大津ひさとまつつぐに寺の風来る濃紫陽花原勝男(常北句会選〉コサ払いを、し▽よ壷つ毒霊室室亜目y蝿互轟露;・鑑垂璽型蕊悪運謬妥……悪礎謬堂錘鐸‘‐,…露蕊…密ソ…零咽雑凝gご茸韓=串一一・・.;うしみ〃草木も眠る丑三つ時、雨のそぼ降る柳の蔭に、兄元のおぼろげな人の姿がスーツと現れて〃といった調子の怪談は、夏、特にお盆シーズン。ゾクッとする気分で涼しさを味わおうというわけですが、どうも現代っ子にはピンとこないようです。劇画や映画でどぎついシーンに慣れているせいもあり、また最近は、家の構造も変って、夜中に家の外の暗いトイレに行くこともなくなったせいでしょう。怪談は、昔から説話文学などの形で伝えられてきましたが、講談や芝居で怪談が盛んになったのは江戸時代になってから。かんこうぽう乾坤妨良斎が自作自演した「四谷怪談」、三遊亭円朝の「牡丹灯寵」などが特に知られています。また、江戸時代には町人たちの間で、夏の夕方、怪談の上手な人が話して聞かせ、度胸試しr~可かじだんばなし怪談叱をするなどの楽しみもあったようです。最近は、クーラーの普及で、涼味を怪談に求める必要がなくなったというせいでしょうか、お化けの出る話はあまり聞きません。でも、今様怪談で、道路に幽霊が出る話を耳にすることがあります。調べてみると、確かにそこが交通事故のあったところだったりします。そして、夜になると、道路の照明や周囲の明かりの具合などで、奇怪な像と激って見蒐畳lということもあるようです。そのために、ドライバーが錯覚を起こしてハンドル操作を誤り、癖繊の原園に溌喬lという事態もあるようです。このような道路は、怪談咽と一笑に付さないで、点検した方がよさそうですね。一…録准…蕊鑑詮…鰯…蕊耀鼠謬舜銭弘撹泡騨&.¥,.…癖謹.脅且…鱗騨湧濁謹溌典制鴬一識蕊…崎,.……窪龍…匙…錘§潅望蕊§.;.13広報じようぼく-575-
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