広報じょうほく No.231 1982(昭和57)年 6月
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昭{和四十三年十一月に結成された常北町園芸趣味の会(会長・山崎恒雄さん)は、盆栽、さつきをはじめ古典植物、草花、庭園づくりにいたる巾広い内容をもって研さんを重ねているグループです。現在では、会員数も二○一名の多きをかぞえ、活動内容も、春秋‐常北町園芸趣味の会二回の盆栽展示会や技術研修会、先進地視察など、活発な活動を展開しています。去る六月五・六日の両日には、恒例の盆栽展示会が、農協本所の集荷場で催され、併せて、技術講習会や草木類の苗の即売会も行われ、好評を博しました。②‐▲展示会場の一角で行われたサツキの手入れ方の講習冠婚葬祭を簡素化しよう人が生まれてから習得するもののなかで、最も貴重で、かつ個人差が大きいものは言語であると思います。われわれは自分の母国語をそれほど苦労することなく覚えます。途中から習った外国語を聞き、読み、書き、話すことがどんなに大変であるかを考えるとき、母国語のありかた味が分かります。おとなは毎日、たくさんの人と会っています。他人との交渉のほとんどは言葉を通してなされます。豊かな語棄(い)をもっていて、自分の考えていることや感じていることを正確に、かつ美しく相手に伝達できるかできないかは、その人の人生の質を決定すると言ってもよいと思います。いわゆる井戸端会議式の雑談ができない人はまずいません。町新生活運動推進協議会では、明るく住みよい郷土づくりの一環として、冠婚葬祭の簡素化運動にとりくみ、実践事項を申し合わせて、町民総ぐるみの運動として推?邪内容の」話一〃二供に言ったりしているかによって左右されるところが大きいのです。父親が怒鳴ったり、しかったりぱかりしている家庭では、家族の間になごやかな会話が進展しません。指示や命令が与えられるだけでは、言葉は豊かになりません。・言っていいこといけお茶菓子さえあれば、二時間でも三時間でも話せるという人もいます。親しい仲間とのおしゃべりは楽しいものですが、それとは別に、一定の内容のあることをきちんと筋道を立てて話すこともできなくてはなりません。そしてこの能力は子供のときの言語的環境、具体的に言うと、父親や母親がどんな言葉で、ど言葉による表現力を一も一」との区別物を頼むときや断るときの言い方、断定的に言うべきことと推測の部分があるときの違いなど、親が子供に教えることはたくさんあります。話し方が全体に上品か下品かということも、幼児期の言語的環境によってつくられる特徴です。一人の子供が成長後、どんな話し方をする人になるかは、その親がどんなことをどのように話していたかによって大きく影響されるのです。(東京都立大教授詫摩武俊)進しております。地域住民のみなさんの深いご理解とご協力により、この主旨が徹底されるようお願いするものです。常北町新生活運動推進協雛会一二]広報じようぼく8-558-
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