広報じょうほく No.231 1982(昭和57)年 6月
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私陰よく君の健康法腫何力とたずねられますが、そのときはいつも、「別にないよ、ただ誰れかが言った言葉で、長生きは、粗食、少食、ほがらかに、感謝で暮らせ腹を立てるな」これをモットーとして毎日の生活をしています。と答えます。私は、都会生活を三十年近く経験し、家庭の事情で故郷石塚に帰ってきたのですが、生まれながらのアレルギー体質で、別にカゼもひいていないのに、毎朝クシャミが出て、ある一定の時間がこないと止まらない状態であり、誠に自分の身体でありながら嫌になるほどでした。このような状態ですから、すすんでスポーツに親しみ、体を鍛えることに専念しました。心身ともに健全であることに私たち誰れもが噸(ずいる共通の諜題です。毎川、剛体や個人の方にご登場いただいて、みんなで考えている健康づくりの問題、今Hは、佐久山第二自治会の会長さんに伺いました。健↑康つくり会‐しかし結果健体重は増しましたがアレルギーへの効果は現われず、相変らずの毎朝のクシャミの連続でした。故郷に帰って十年余になりますが、四年ほど前に思いついたのがジョギングでした。会社に出勤する前に、往復三キロ位を徒歩で体を鍛え、年に一度は必ず消化器系と循環器系の健康診断を受け続けました。内科の先生は、年令に応じた運動をすることが肝要で、決して無理なジョギングなどをして心臓に大きな負担をかけないよう、そして、無理な運動は禁物であると注意され、私は、それを守り続け、会社をやめた現在まで実行中です。最近に至っては、日の短かい季節は朝六時、長い季節は五時と時間を定めて起床し、コースも、岩船、上泉、青山方面と三つの.。…スに分けて、往復五キロの道のりを、およそ六十分のペースで歩いています。現在では、毎朝のクシャミも出なくなり、誠に爽快です。過日、役場の方にすすめられて水戸のメディカルセンターの「一日人間ドック」で健診を受けましたが、まったく諸器官に異常がないと認められ安心しましたが、これも、現在までの小さな運動が実を結んだものと確信しています陰健康は家庭生活のバロメーターであると同時に、毎日の生活が楽しくなりますので、すすんで私の自治会の四十代以上の一部の方がたに呼びかけたところ、十数人の方に共鳴していただき、共に徒歩運動をはじめました。四日ほど前からは二十代の方も加わりました。マイカーばかりに頼っていて、若いのに足腰が弱く感じられ、また、肥り気味なので……といって積極▲早朝の山野をジョギングするみなさん『ー可的に参加していますα現在は「健康づくり会」と命名して、老若男女を問わず「歩け歩け」の合言葉で、無理のないコースを交互に歩いています。会員の中には、一日でも休むと団体意識が働くのか、他の人に悪いような気がして休めません。夜はなるだけ早く寝ますという人もいて、経済面でも大いにプラスになると張り切っています。健康を欲しない人はいないと思います。今後は、自治会ぐるみの健康づくり会になれば幸であると念じている私です。少しでも糖尿病が気になる人は早く医師の検査を受けることですが、すぐに都合のつかない人は、自宅で試験紙による検査をしてみるのも一法です。これは糖尿病の人が、自分でどのくらいよくなったかを調べるものに使われます。試験紙(商品名テステープなど)の先に尿をつけて、一分たったら、ぬれた部分と乾いた部分の境い目の色で判定します。詳しい使用方法は説明書をよく読んで下さい。この試験紙は糖を検出するために特殊な酵素をしみこませてあります。酵素は生き物ですから、保存に注意を。保存が悪いと反応が起こらなくなりますから、容器のふたをあけたら寿命は三カ月ぐらいと考えるのが安全でしょう。糖は食喜をして二、三時間たってから出やすいので、検麦はこの時間にするとよいでしょう。食事の前に調べると糖が出ないことがあります。もし、少しでも糖が出たら早く医師に相談して下さい。F…試験紙による糖尿検査広報じようぼく6;-556-

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