広報じょうほく No.230 1982(昭和57)年 5月
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私の健康づくりですか.現在までに考えたり実行したりしてきたことについてまとめてみますとへ次の三点になると思います。一・、快眠毎月、話題を出し合(一て考えてじる老後と健康づく“一の問題はじががでしょうか。今月は増井にお住まいの輿野さんのご登場です。また係では、みなさん方の健康づくりの問題等に関する経験談を募集しています。あなたもこの頁に登場して、その健康づくりのもようをご紹介していただけないでしょうか。お待ちしています。一私の健ゞ康法老後の幸福は健康から蕊蕊灘蕊増井興野徳之助一快食一、楽天観まず快眠ですが、適当な運動をする。ある程度の運動をしないとよく眠れません。軽い作業でも散一▲愛犬とともに歩く輿野さん歩でも結椛ですが私の場合.犬と共に朝夕二回、各二キロメートル位を早歩き程度で歩きます。その他、姿勢を良くすることも大切です。また、ぶらさがり健康器の使用も朝夕二回ほど行っていますが、腹筋運動もたい・へん気分がよいものです。夜、床についたとき「せと枕」どいわれるものを使用していますが、中国伝来とか、二’三分で深い眠りに入れます。その他、ヘルスマット等も効果があり、また、指圧のかわりに「竹」を使っています。第二に快食ですが、快食することによって食物がよく消化され食欲も増します。毎日の食事が楽しいということは健康づくりの最大のものです。野菜や果物を多く食べます。食物が酸性に片寄らないよう注意が必要でしょう。また、白米だけでなく、強化麦のような繊維の多いものがよいと思いま圭恥ほかに栄養食としては、小麦歴芽、海草微粉末等も血圧安定剤として効果が高いようです。次に楽天観とは、悲観的にならないということです。ものごとは善意に解釈することです。悪い方に解釈すると悲観的になります。人はあることに対し、幸福と感ずるか不幸と感ずるかによって、健康上、大きな差が生じてきます。一一F面一一一春眠暁ヲ覚エズ・…・といえば一唐の詩人・孟浩然の、あまりに有名な詩の一節。春、陽気がよくなって、朝はふとんを出るのがつらく昼間もつい居眠りが…・・……・という状態の言い訳には格好の名文句です。それにしても、春はなぜ、こうも眠いのでしょうか。春はなぜ眠いのかlその理由としては、まず第一にビタミン類、ことにビタミンB1の相対的不足状態が考えられます。春になって暖かくなると、冬の問低下していた体中の新陳代謝は活発に行われはじめます。エネルギーの生産や新陳代謝を行うにはビタミン類が不可欠なのですが、白米を主食にする日本人は、とくにB1が、普段から不足しがち。とてもこのビタミンの需要をまかないきれずB1欠乏におちいるわけです。B1欠乏症としては、脚気(かつけ)がよく知られていますが、そこまでいかずとも、B1が足りなければ、体がなんとなくだるい、眠い、糖神が集中できずイライラする、などの症状があらわれてくるのも、当然ということになるでしよ』フ。春の眠気のもう一つの理田には、くらしと健康なぜ春は眠くなる?私たちの体の状態を亨r:ロ…ルしている自律神経の失調があげられます。冬の間、寒さから身を守るため自律神経は極度に緊張した〃攻撃型勿のパターンでバランスがとれています。それが春になり気温が上がると、寒さから開放された反動で、自律神経の緊張はゆるみ、だらけ気味の状態になってしまう。そこへもってき冠、気温の急な上昇は末梢血管券拡張させ、血圧はややさがり気味。自律神経が弛(し)緩し、血圧が下がるlといえば、これはまさに、睡眠にとって最適の条件にほかなりません。これで眠くならない方がおかしいでしょう。さて、こうした〃春眠症〃を克服するにはどうしたらよいのか?まずは、毎日の食事で、つとめてビタミン類をとるよう心がけることです。とくにB1とCの補給が大切。B1は大豆、ピーナッツなどの豆類、牛、豚のレバー、卵、魚の血合い肉などに多く含まれていますが、中でも玄米は抜群のB1含有食品です。ビタミンCは、いうまでもなく、新鮮な野菜や果物をたっぷり食べF詞手広報じようほく-544-
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