広報じょうほく No.229 1982(昭和57)年 4月
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長寿国日本の老人は、年令の層がますます厚く、とくに高令者がふえているのは何よりも喜ばしい。反面、農村部の若年老人は鍬頭的存在となり、なかなかおじいさま然としてばかりはいられない。だが、多忙な中から余暇をつくり、老人クラブの活動をするのもまた、ことさらに楽しいものがある。わが那珂西第二高令者クラブは、会長に森島為次郎氏を戴静、誠実そのもののお人柄が会員を引きつけ、仲睦まじく着実に、その目的に向って活動している。会長はなるべく長老がよい。若年層に長寿の希望をもたせ、励ましにもなるからだ。また、本人は心に張りをもち、頭と身体の体操にもなり、老化防止の最たるものと思うからである。ところでわがクラブは、方針の四本柱、すなわち、教養の向上、健康増進、レクリエーション、地みんなで紹介しあ唆考えあ一一ている健康づくりの問題今月は那珂西第二高年者クラブと北米の片根さんにご登場いただきました。雲奉仕作業と健・康づくり老後の幸福は健康から那珂西第二高年者クラブ一木操域社会への参加と交流をふまえ』会員の意見を尊重しつつ魅力あるクラブづくりを心がけ、年閲計画に従って活力している。毎月一日には神社境内、公民館広場の清掃を行う。冬は落葉の処理「夏は草刈り等々、結構老人にしてはたいへんな仕事である。ゆ終って茶菓をつまみながら、薬草の効用、薬用酒の造り方、あるいは四方山話に花を咲かせている。これがまたストレス解消に大いに役立つ。この奉仕作業は、適度の運動となり健康づくりによく、また、青少年の健全育成にも役立ち、一石二鳥の効があるからやめられない。神社境内、公民館広場は子どもの遊び場でもある。空きかん公害の叫ばれる今日、ここも例外ではないが諺おじいちゃん・おばあちゃんの掃除を見ては、つい遠慮がちになるのだろう。このごろあま一篭散らさなくな言た)時には、若いママ・パパさんたちも総出で協力してくれる。教育は背中でするもの、とだれかが言ったが、われわれ老人クラブの活動が、よい環境づくりの気運を盛り立てたのではと、自負自識している。また、花いっぱい運動にも参加している。花を愛する人に悪人なし……とか、町の花が山百合に決まり、わがクラブもさっそく花だんに球根を植え付けた。ここは若年老人の出番、球根堀りはまかせてもらう。昔鍛えた健脚にものを▲会員総出で花だんづくり一急患の搬送が亘能に自動車税は↑県の施素…事業を進めるうえで重要な財源です。明本町では昭和四十八年一月より水戸市に救急業務の事務を委託し、本町地内で発生した交通事故による負傷者の搬送をお願いしておりましたが、急患については協定外であったため、搬送依頼があってもそれに応えられないのが現状でした。そこで、この度水戸市と協議を軍ね、四月八日から急患の搬送もできるようになりました。これで町民の皆さんの急病時における不安が、一つ解消されたことになります。ここで、救急車の出勤を依頼する場合の申し込み方法を紹介しま-し肥か易/○一、二九番へ電話します。一一九番は役場直通で、昼夜を問わずつながります。二、依頼者は、自宅の住所・氏名(世帯主名)・砿蹄番号を一自動車税は納期内に納入をるじ社会、よりよい郷土を築くため、納期限をお忘れなく納付して告時患者の氏名性別↑年令・病状を明確に述べて下さい。交通事故の場合は、現場付近の目印となる建物零を指示して下さい。三、連絡を受けると、役場では直ちに水戸市消防本部へ出動要諦をします。依頼者は路上で待つようにすれば、救急車が目的地に的確に到達できます。以上のような方法で搬送してもらえるわけですが、安易に利用することは慎しんで下さい。あくまでも生命にかかわる状態の病気・事故にのみお願いします。なお、出勤の依頼は必ず二九番(役場)へして下さい。直接水戸消防本部へ連絡しても、個人からの要請では出勤してくれませんので念のため申し添えます。水戸市と協定を結ぶF~可一●一輔P"=-532-広報じようぼく10
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