広報じょうほく No.226 1982(昭和57)年 1月
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二十歳になれば選挙権が与えられます。わたしたちは、選挙権を行使することによって、国の政治をはじめ、茨城県や常北町の政治に参加することになるのです。しかし、実際に投票できるようになるには「選挙人名簿」に登録されていなければなりません。常北町の選挙管理委員会は、常北町に住所があり、かつ、三ヵ月以上住民基本台帳に登録されている者の中から、満二十歳以上になおめでとう.二十歳尋民法第三条は「満二十歳ヲ以テ成年トス」と定めており、法律上、独立の社会人としての地位が与えられます。二十歳になったみなさん、今年は、一人前の大人として、また、一人の社会人として、新しい“門出“の年です。一月十五日は成人の日。大人になったことを自覚し‐自ら生き抜こうとする青年を祝い励ますl国民の祝日である「成人の日」には、新しい時代を担う若いみなさん方への熱い期待がこめられています。そうした社会の期待にどうこたえていくか‐これからの課題といえるでしょう。二十歳と選挙権‐了た者を毎年九月ただ.‐一選挙があればその選挙の直前に、選挙人名簿に登録することになっています。一度選挙人名簿に登録されると、住所を移転しない限り永久に登録されます。引っ越しなどで住所を変えた場合には、必ず、住民票の移動届出を出してください。そのままにしておくと、選挙権の行使ができなくなってしまいます。せっかく投票権を得ても、投票しなければ宝のもちぐされです。立候補者をよく知り、自分の代弁者としてふさわしい人を選びましょう。r両成人:晴れて大人の仲間入りをされた二十畿のみなさん、法律的にも一人の社会人として、新しいスタートに胸をふくらませていることでしょう。二十歳になった記念にと、旅行の計画を立てたり、ボランティア活動への参加を決意したり、それぞれ自分なりの〃思い出のプログラム〃を考えている方もおられる一はたちの献血」で社会人としての第一歩を織職てし」・座うsそうした〃記念行事がの一つに、ぜひ加えていただきたいのが「はたちの献血」です。社会人としての第一歩を記念する意味からも、献血を通して助け合う社会の連帯の輪の中に、あなたも加わりませんか。血液は、現代の科学の粋を集めても、いまのところ人工的に造ることはできません。その一方では、医療に必要な血液は年々その需要が増えています。ことに一月から三月の冬場には献血者が少なく、血液は不足しがちです。若さにあふれるあなたの健康な血液を待っている方が大勢いるのです。一回当たりの献血の量は二百ミリリットルです。わたしたちの体には、ふつう約四リットルの血液が流れていますから、献血の量は全体の約五%ということになります。つまり、あなたの血液の五%が、輸血を必要とする病気の方や交通事故に遭われた方がたの尊い生命を救うのです。一方、献血は、あなた自身の健康管理にも役立ちます。献血された血液について、血液型の判定をはじめ肝機能や腎機能などのチェック、コレステロールの測定などいろいろな検査が行われます。ですから、献血は、病気の早期発見と予防の一助にもなるというわけです。戸司未成年者は親権者(親)や後見人(親権者に代わる人)によって養育され、財産を管理されていますが、成年に達するとこの親権、後見の関係が終了します。つまり、未成年者は、自分の財産があっても、親権者や後見人の同意を得なければ、その財産を処分したりすることができませんが、成人になると〃判断力〃のある一人前の大もちろん、二百ミ鵬〃りツトル採血したからといって、あなたの仕事や日常の活動には少しも影響はありません。体内の血液量は、数時間で元の量に戻ります。尊い生命を救うために、また、あなたの健康管理のためにも「はたちの献血」で社会人としての新しいスタートをしてはいかがでしよ》フか。自分の意志でできる財産処分や金銭貸借一鍵議灘識欝蕊潅議践蕊毒姪鮮郷鴬驚溌-480-
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