広報じょうほく No.217 1981(昭和56)年 5月
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一一一---.、-二人目の子どもが生まれると、母親は、どうしても下の子に手がかかるため、上の子のことを、うっかりすると見過ごしてしまうことが多くなります。それまで、いわゆる一人っ子で大事に育てられてきた上の子、ましてやぜ祖父母がいたり、近所づきあいの多い家庭の場合はなおさらで、周囲の大人の関心を一身に集めてきました。このような上の子の滴ち足りた〃環境〃が、弟や妹の誕生によって急に変わることがあるのです。親は、どちらかといえば、生まれたばかりの下の子に目が移りがちです。そのため、上の子篭玉対話一とか「甘えっ子」になることがよくあります。あるいは反対に「いたずらっ子」「あばれっ子」になる場合もあります。親の言うことを素直に聞こうとせず、自分勝手なことをしたり、ひとりではしゃいだり、ふさぎこむようになったり、時にけ不安や孤独感を味わうことが多くなります。そればかりか、嫉妬心さえでてくる場合があります。このような心澗から、子どもはイライラしたり、ソワソワして心落ちつかず、時には寂しい思いにとらわれます。このため、急に「だだっ子」二人目の子供愛情は平等に入学の春卒業の春進学の春就職の春そして花の春風の春かげろうの春みんなみんな春戸可は下の子をわざと泣かせたりします。これは憎緒不安定になっている証拠です。こうしたことのないようにするには、母親は二人を平等に扱うように心がけ、子どもには同じ親の子という考えを持たせるようにすることが、子育ての鉄則といえましょう。また、上の子には、お兄さん、お姉さんとしての心柵えについて、親子で十分に話し合うことが必要です。兄弟のあり方を教え、自分勝手な自己主張は兄さん、姉さんらしくないことを自覚させることです。母親が忙がしいとき、上の子は下の子をあやしたり、一緒に遊んだりすることで兄弟意繊が培われていくようになります。二人の子どもは、親に対して対等な愛憐を求めます。親の態度が大切なわけです。◎一○.○○○円町商工会青年部花まつりチャリティiオークションの収益金を善意銀行に預託したものです。善意のともしび満開の花の厚みに夜の思ひ今瀬剛一花冷えの椅子から教師生まれけり荒井頒雨春間が少し動きぬ月の前小貫まさを規舟妻は流れに逆らふ気加藤鉦好白灯を洗ふがごとし花吹雪一木雄一郎白湯飲んで畦のまぶしきれんげ草原勝男手紙待つ出入口より若葉風いそべきよネックレスとるや俄かに花疲れ見持多美子惜春の帯さらさらと解けて落つ瀬谷博子家庭の日第三日曜日◎自然にしたしもう。野外の季節、心のからだをきたえる○健康な心とからだ○家族そろって野に山に○力とハエの駆除○害虫を駆逐する野鳥の保護町新生活運動推進協懇会一花冷えの里を静かに雲過ぎる高橋芦江一鋼の走り去りたる花の駅寺門美恵子春風に森も動いて流れ雲飯鳴とみだしぬけに友の声して夜の桜三嶋あき草餅の香も入れて閉じ夜の日記杉山幸子菜種梅雨土間に家族の数の傘吉元つる代病みてより弱気になりて春腫健洩野菊技こでまりの風流れをり雨後の坂綿引英子空青く海葱を青き桜貝袴塚末子献血す春陽の中の白い腕飯村愛子曇り日の色をあつめて菜種咲く阿久津あい子床寄せて母と語れり春の宵長須きみの北窓を開く隣家の笑い声寺山みさを久々に背をのばし行く春大路鈴木静枝澗開の桜並木は喜々として大津ひさと道路鏡をあふれし緑野へつづく鯉測寿美恵r司-374-蕊鍵穀篭識議難鱒鑑識蕊婆溌躍塞薬…菱広報》ようぼく・10

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