広報じょうほく No.215 1981(昭和56)年 3月
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倒だ」なとと愚痴をこぼしたりすると、子供は、親の陰口を通して人を理解し、やがでは態度にも表れるようになります。ですから、子供とのふだんの接触に重点をおいた家庭教育lしつけを心がけるようにしたいものです。教育やしつけの効果が、子供の心にいちばん浸透するのは、幼稚園から小学校三、四年生にかけてです。家庭教育というと、とかく堅苦しいお題目や方針を並べたくなりますが、〃これが我が家の教育方針だ〃といった意図的なしつけよりも、子供は、ふだんの親と子の何気ない接触、日常生活の何でもない一コマから親の強い影響を受けることが多いのです。たとえば、来客があるとき、表面では丁重にもてなしながら、陰では「あの客は長居をして面r一利一画』も手碧宮ときには、いろいろな疑問をぶつけてくるでしょう。そういう場合も、いい加減にすませないで共に考えてやり、夕食後の団らんのときなどに、百科事典を開きながら一緒に調べるといった態度こそ大切です。教育とは、単に字が上手に書けるようになるとか、計算のしかたを教えることだけではありません。何が善くて、何が悪い親や教師のはたらき力信が柔軟な心にしみこんで、人柄なり性格の基礎が形づくられていくのもこのころです。この時期は、親と子の心理的な距離が非常に近く、親に何でも話したがります。学校であったこと、友だちのことなどをしきりに聞いてもらおうとしま一$そんなとき「いま忙しいから」などと、そっ気ない態度をとるのはよくありません。まず、子供の話に耳を傾けてほしいもの家庭教育としつけ東京都立大学教授詫摩武俊‐屯やもや:)た気分力家庭という自由にふるまえる場で発散できないとか、親に対する何らかの不満がだんだん高じて、やがて爆発するというケースが多いと言われています。このような子供のもやもや、不満を解消するためにも、ふだんから親と子が楽しい雰囲気で話し合うことが何よりも大切だと思います。(談)ことなのか、どんな時にうれしさを感じ、また心の痛みを覚えるか、どんな場合に感謝の念を持つかlといった的確騒判断力と豊かな情操を、ふだんの生活を通して養うことが大切です。最近〃家庭内暴力〃が社会問題となっています。その背景はさまざまで、一言では片づけられませんが、ただ言えることは、どんな子供でも、ある日突然そうした行動に出るのではないということです。町の公民館では現在新刊図書等ふくめて、約二千七百冊の本の貸出しを行なっています。そこで借りる方へ、次のような注意事項をお願いします。一、個人貸出しは一人三冊まで二、団体貸出しは三○冊以内三、個人貸出し期間は七日以内四、団体貸出し期間は三○日以内五、町図書を借りる場合は、町公民館へ申し出て下さいよろしくご協力お願いします。小学校一年に入学琴るお子さんをもつお父ざん、お母さん方……新入学おめでとうございます。本を読もう密新入生をもつご父兄の方へr~可鱗子にと(↓ても親にとっても、新しい門出です。それだけに、楽しい出発にしなければなりません。子供の気持ちをとらえ、新しい出発への準備を、今から心掛け、楽しい学校生活ができるよう、次のことをしつけてみてください。◎ひとりで起き、洋服やシャツを自分で脱いだり着たりできる。◎朝晩のあいさつができる。◎トイレで戸をしめ、手が洗える。◎横断歩道の標識や、信号の見方がわかる。◎道路は右側を歩き、道路で遊ばない。飛び出しに気をつけ、ふざけながら歩かない。▼以上のようなしつけをしてみましょう。戸~両。広報じ壁うほく6-----342-

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