広報じょうほく No.215 1981(昭和56)年 3月
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一合一一昨年三月、常北地区更生保護婦人会が結成されて以来、更生保識柵人会とはどんな活動をすべきか、なかなかむずかしい仕事で、つかむことができずにうろうろと一年がすぎてしまいました。保護司さん方のお手伝い、犯罪をおかしてしまった人たちの更生の援助、防犯の手助けなどではないだろうかと、一年間、研さんを重ね、おぼろげながら理解してきました。この一年間をかえりみますと、五月に水戸鑑別所の所長さんの講話と視察、七月に茨城更婦の集いに出席して体験発表を聞き、郡の社会を明るくする運動へ.の参加、山恨の青少年自然の家でのシンナー遊びを体験した青少年との話し合い、十月には県西ブロック研修会を茨城町で、そして、十一月に保護司の方とともに赤城少年刑務所、榛名女子学園を訪問しての所長さんとの話し合い、水府学園へ布団カバーの寄贈など、何回かの研修等をしてきました。何回かの研修で必ず話し合いに出るのは零非行に走った青少年たちの家庭は、どこか似ている、必蕊蕊鴇F~可長戸崎長子ず家庭の事憎があるということでした。そして、母親が原因の場合が多いと州かされ、母親教育の大切さを考えさせられました。また、忙がしさに子どもとの対話をもたない家庭の多いことも原因のひとつとか、「せまいながらも楽しい我が家」ということばが遠い昔のことばになってしまったような感がしてなりませんでした。多くの研究課題を残して、あっという間にすぎ去ったこの一年でした。今、トリム運動をしようという気運が高まっています。今月は、トリム運動とは何か、簡単にご説明いたします。淫:唯ムという語源は一船のポランスをとるとか、出航にあたっての準備をする。」、という意味に使われていました。体力づくりの生活化鰯鯵‐この意味を人間の身体に転じて健康・体力を保持贈進するための人生航路の穣極的な準伽に用いるようになりました。一九六七年ごろ北欧諸国からヨーロッパに広がった、いわゆる、『ユョエ。二○コ(トリム運動)です。日本ではさしずめ体力づくり国民運動にあたる社会的運動の総会会副会へ=員計長長今後はこの一年間を準備期間として、八一年は、いよいよ活動に入りたいと考えています。何分微力な私たちですので、みなさん方の深いご理解とご協力をいただければ幸いと思います。おくれましたが、メンバーを紹介させていただきます。戸崎長子小林千枝子久保田よしの山本恵代子園部きみ黒沢忍大畠房恵飯村ちゑ子江幡美喜子柏文技山本しげ子内藤ま●さ磯部和子市村綾子大高ゆき飯村ミッノ飯村愛子所とみ称とい(》てもよいでしょう壷この背景には、現代社会が家庭生活でも職場でも、電化や機械化、乗物などの発達のおかげで、からだを動かすことが少くなっていることです。このような楽チンムードの社会を快適とばかり喜んではいられません。知らず知らずのうちに運動不足が原因になって病気になることが、昭和三十年を境に増え続けています。これが文明病といわれるさまざまの成人病です。そこで、こうならない前に準備しておくことが大切です。この準備こそ体力づくりの生活化です。日本の体力づくり運動は、昭和三十九年の閣議決定にはじまり、国民体力づくり事業協穫云坤大学の研究者、専門家と共同開発を続けながら、全国の都道府県、市区町村の体力づくり運動組織と協><冬鮭r司.力して推進しているものです齢従ってトリム運動と体力づくり運動を別々に考える必要はありません。トリム運動、いわゆる体力づくりの生活化の本旨は、立派な体育館や指導者がいなくとも、あるいは、スポーツなどによらなくとも、日常生活で身近かなところで身体活動を一人一人が実行することがねらいです。幸福の条件で一番大事なものはなんといっても健康で体力があることです。随康づくり、体力づくりは、他力本願ではだめです。自分からすすんでやることが本当です。むずかしく考える必要はないのです。なお、このトリム運動についてもっと詳細な点については、町公民館でおたずねください。電話三二一内線五二二○二四直通ショッヒr可’3広報じようほ÷”-339-
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