広報じょうほく No.211 1980(昭和55)年 12月
3/12
一つき合いだから、まあ一杯だけ」とすすめられ、その程度ならと、つい飲んでしまう。ほろ酔い時の運転実験。運転技能ガタ落ちこの二杯だ吟〃が交通事故につながることが多いのです。「ほろ酔い時が危などとよく言われるのもそのためで、自分はまだ酔っていないとか、この程度では車の運転には影響ないと思いがちなためです。そればかりか、少し酒を飲んだ方が動作が活発になって、自動車の運転には、むしろ好都合であると思っている人さえいます。ここに、酒酔い・酒気帯び運転の落とし穴があるのです。日本大学医学部の土野佐教授は、埼玉県警察本部交通指導課と共同「~可で一酒百八十ミリリットル二合)ほろ酔い時の運転実験」を行いました。この実験は、運転免許を持つ二十歳から三十歳代の男性の中から酒百八十ミリリットルでほろ酔い気分になる程度の人三十人を選んで、空腹時三十分間に日本酒百八十ミリリットルを飲んでもらい、自動車教習所内のコースを実地に運転させたものです。その結果、飲酒後三十分で、運転技能に対まる影響が最も強くあらわれ、以後、徐々に回復しましたが、二時間後でもまだ飲酒前の状態に完全には回復しませんでした。具体的な実験結果は次の通りです。踏み方が粗暴になり.急発進、エンスト、変速チェンジなど、運転の的確性を欠き、なかでも、脚部の運動機能の低下がみられました。酔いはじめの飲酒後三↓,分か極度に悪く、踏み遅れがめだったほか、脚部の動作があらあらしく乱暴になりました。その後、徐々に回復の傾向を示しましたが、二時間たってもまだ飲酒前の状態には回復しませんでした。スピ・;ドの出し過ぎかめだだました。その上、通行区分を無視したり、交差点では方向指示器の出し忘れが多くなり、さらに、安全の確認がおろそかになりました。ブレーキの踏み方アクセル・クラッチの踏み方r両酔いはじめは.ふらつき運転や●歩道に乗り上げたり反対車線に入るなどの〃脱輪〃が多くみられました。その後は徐々に回復し、ハンドル操作が大胆になって危険になるなど腕の運動機能の低下を示しました。また.停止位置できちんと止まれないといった不安定な状態がみられ、全般的に注意力が散漫になりましたc以上の実験結果からもおわかりのように〃ちょっと一杯〃のほろ酔い時でも、注意力が散漫になるのに加えて、腕と脚部の運動機能が低下し、乱暴で、極めて危険な運転をし・ています。飲酒は事故に結びつく可能性が大きいので「飲んだら乗るな・乗るなら飲むな」の原則は絶対に守るようにしたいものですね。ハンドル操作一■■■ら■■5■C■Pb■口一望ロー■■。■■必自国一■■凸鼻■■■■画■…3…癖霧…-膨絢掌儲羅う{霧隠愈…苧“一会』茎一一……画一ー…黒‘診一.。…奪塞…空…鋤…ー..:里一二一--.-菅』---ニゴ巳-.----.-早一.-,ニニー…一一…-299-墓撰蕊籍鴬潔島麓鐸悪まオ1ない子侠たさ約1s万人に5億7833万5禍瀞鵜奮州|灘議競禍綱認鋤鶴睡捲33別千円鰯生活困難世帯約フ臼万らイ火に23億8256刷千梶蓑雛欝認卵約204万人に計⑥1制了馴万空千円
元のページ