広報じょうほく No.204 1980(昭和55)年 5月
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特集歯の衛生週間鎮謬鶏雷鎮鍾識灘鎮鰯謬蕊鐙一子供の歯l乳歯はいずれ永久歯に抜け代わるのだから、少々むし歯になってもたいしたことはないIなどと軽く考えていては、後々とりかえしのつかないことになりますからご注意を。六、七歳になると、乳歯がぷらぷらになって、やがて抜け落ちますが、この乳歯こそ、その後には、豊豊雲雪ても切れない関係にあ畠lその歯をいつまでも丈夫に懐つには、むし歯や歯周疾患いわゆる歯そうのうろうといった歯の病気にかからないよう、ふだんから歯を清潔に保つことが大切です。歯の「健康保持」はまず「むし歯予防」から………ということから六(む)月四(し)日から一週間「歯の衛生週間」が行われます。ことしの重点目標は「歯や口中をいつもきれいに」です。とくに子供の場合.歯の良し悪しは心身の成長に大きな影響を与えますc丈夫な子供は健康な歯から子供の成長と歯について考えてみました。乳歯は永久歯の水先案内人えてくる永久歯l一生使う大切な歯lの基礎となるものです。「乳歯は永久歯の水先案内人」といわれるのもそうしたことからで、乳歯にむし歯があると永久歯との交換がうまくいかず、八重歯や乱ぐい歯いわゆる歯列不正になってしまいます。歯並びが悪いのは、顔だちにひびくばかりでなく、むし歯や歯周Ⅲ疾患の原因になります。むし歯の痛みがひどいと、子供は心身ともにまいってしまい、その結果は食欲不振、偏食という悪循環をたどることになります。発育ざかりの子供の身長や体重の横ばい状態がよくみられるのも、むし歯が原因である場合が多いのです。また、むし歯のために微熱が続毒宝崖印塔●きりン|ハセンがはれ、さらに心臓病や腎炎などの全身病を起こす場合もあります。そのほか、むし歯がひどいと、人前に出てもひけ目を感じたり、正しい発音ができにくいために、話すのが苦痛となり、内向的な性、格になることもあります。そして場合によっては知能の発達にまで影響を与えることがあるといわれています。乳歯は大切に心・…。-206-
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