広報じょうほく No.195 1979(昭和54)年 9月
2/12

‐現在わが国の六十歳以上のお年よりは約千四百万人で、総人口の十二パーセントを占めています。つまり、百人のうち十二人がお年よりというわけですが、これが二十六年後の昭和八十年には、人九月十五日は「敬老の日」。また、この日から一週間は「老人福祉週間」です。お年よりは、これまで永年にわたって社会に貢献してこられました。長寿をお祝いするとともに、今後も今日までつちかってきた知識と経験を社会に役立てていただきたいものです。こうしたことが、お年よりの生きがいになると同時に、世代を超えた新しいコミュニケーションの場にもなるのではないでしょうか。老人に生きがいのある社会を共に築いていただきたいものです。かけ足でやってくる高齢者社会F~可ロ百人当たり二十・人を超えると予測されています。国民全体の二割が、六十歳以上のお年よりということになるのです。わが国の場合〃高齢者社会″へのテンポがいかに速いか、諸外国雫△ますます元気です………涜辺さんあるおばあちゃんは、毎朝掃除をすること趣家庭の中での自分の役割と考え、何よりの生きがいと感じていました。ところが、ある日お嫁さんが、「そんなこと、しなくてもいいの」と、掃除機を取り上げてしまったその日から、おばあちゃんは強度の便秘に悩まざれ、とうとう寝こんでしまいました。それが、また掃除をさせてもらうようになったら、ウソのように便秘は治ってしまったということです。lある農家でので誉ごと.と比較すると一目りょう然です。たとえば、国民全体に占める六十歳以上の人口の割合が、八パーセントから十八パーセントに増えるまでの期間を比べると次のとおりです。フランス一七七年スウェーデン一○三年イギリス五六年ドイツ五四年日本四○年つまり、フランスが百七十七年かかっているところを、わが国は四十年で到達してしまうのです。お年よりの生きがい家庭での役割分担を農繁期でネコの手も借りたいほどの忙しいとき、その家の老人は何かの役に立ちたいと田んぽに出て行ったのですが、「邪魔になるから、引っ込んでいて」といわれ、明くる朝、自殺を試みたということです。「何もしないで毒ジッとしていればいいのよ」という言葉ぐらいお年よりにとって残酷な言葉はありません。のけ者にされないこと、つまり自分は役に立つ存在であるという自信と、自分のことは自分でやれそれは昭和七手年と予測されていますが、高齢者社会は文字通り「かけ足」でやってこようとしているのです。ところで、昭和七十年に六十歳になる人、つまりお年よりの仲間入りをされる方は、いま働き盛りの四十四歳です。.お年よりの福祉を進め、生きがいのある社会を築くことは、世代を超えた連帯の中で、わたしたち一人一人が、力を合わせて解決していかなければならない課題といえふま’しよ、フ。r別■・画。■CpU戸一ロー申一■ず_一一一口.旬画ロもー●、や一一画●面L■■■ごけq伊甲『■声●▼-F~。■lβへ曲節竜一■争。~、■・の蛙当一国画一再一一=酌一学一一辱画=凸型一一一寺。-句一一一一℃も一や¥仁一F痴命----日b軍ローーーや弓P=、画唾,一千,一.一■4画壷.広報一.一一一じようほと一一一節ーローーく2…・-96-

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です