広報じょうほく No.194 1979(昭和54)年 8月
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去る三月八日町民多数の力強いご支援と温かいご厚儲により五度町政を担当して以来丁度五カ月を経過しましたが、その間選挙中掲げた公約の実現を目指し、各分野に亘って幅広く執行能力を高め、町民の期待と信頼を豪切ることのないよう去私無欲で町民のための行政を推進してまいりました。就中,し尿処理場の早期稼動は&私に課せられた最大の責務と考え、これが解決に最善の努力を払ってまいりましたが、流末問題が今以て未解決で、常北町民は勿論桂、御前山及び七会村民にまで多大のご迷惑をおかけし、まことに申し訳なく深くお詫び申し上げる次第でございます。し尿処理場の操業について‐高秀男常北町長大蕊灘塞乏患牙塞…働蕊錘…錨…嘱蕊壁隅顎ど霧溌就任早々から那珂西、上泉地区の住民をはじめ、漁業組合等と対話と交流を重ね、それぞれ『ナざの声をお聴きし総合的に検討してまいりましたが、従来どおり江川へ放流することが斌も経済的で、しかも一番安全な方法と考え、関係住民の説得に当ってまいりました。しかしながら処理場を再度現位置に建設する折、前町長と上泉区民の代表者との間に建設に同意を頂く条件として、処理水は江川に放流しないという約束を取り交わしてありますので、この覚書を尊重すると上泉区民の同意のない限り強行することは不可能であり、私自身も対話と協調の政治を埜本理念としていますので、たとえ上部指導官庁の認可があっても、あくまで地域住民の合意が先決であると考え、今日まで日時をかけ上泉区民と話しあいを重ね理解と協力を要請してまいりました。しかし、区民側は、施設が老朽化した場合の処理能力の低下と、いかに近代化した施設でも窒素分を除去することは難しく稲作の被害甚大であるという、潔境保全が厳しく規制されている現在では考えられない二つの理由を掲げ、強固に反対を繰返えし、全く進展がなく、唯、徒らに日時を費してしまい、数多の住民に不安とご迷惑をかけ、まことに申し訳ありません。最後の手段として、取水施設を。・・庫.一流に延長し那珂肥の表流水のみを揚水する機場の一部改造案を提示し協議しましたところ、一部の区民は公共のため止むを得まいという暗黙の了解をしましたが、残る一部の者の稼動の前にたちはだかる壁は厚く、全員同意による操業の見通しは程遠い感がする訳であります。しかしながら、操業停止以来各町村の責任において山林等に埋没している現処理方法は簸早限界で、汲み取り業務の停滞による住民の行政不信の声は日に増し募るばかりでありますし、一方、二億数千万円の巨費を投じて建設した近代的処理場を一年三カ月も唯、慢然と風雨にさらしている財政上の損失、さらには上部官庁より、補助起償の返還等を含めた早期稼動の強い行政指導等もあり、いよいよ土壇場を迎え最後の決断に迫られた訳であります。「背に腹はかえられぬ」とか「負上古内地区は比較的高台にある集落で、これまで水道の施設がなかったため、渇水期には飲料水の不足に悩まされ、川の水をも利用するという事態がしばしばでした。また、現在の下古内地区簡易水道は、昭和四十六年四月に設澄さ待望の簡易水道着工さる上。下古内地区にれたものですがその後の水需要の増大、渇水期の水不足など、日常生活に非常な不便を来していましたが、地区内の方がたからの強い拡張要望もあり、今回、これらを含めた工事を進めることになったものです。うた子より抱いた子」という諺がありますが、町行政が全町民を主体に展開する以上止むを得ない処置で一部住民のお叱りを覚悟で、水田の落水期を待ち、九月上旬から江川に放流する方式で処理場を稼動したいと考えています。つきまして、地域住民に対し次のことをお約束いたします。万一被害が発生した場合は直ちに操業を停止し被害全額を補償する。稼動後水質検査を行い厚生省が認める基準以上の結果が出た場合は三次処理施設を建設する。機場の一部改造も、組合員が要望する場合は施工する.以上簡単にし尿処理場稼動の経過概要について述べましたが、残された期間にさらに関係住民と対話を重ね、強行は避け円満解決を図ってまいる考えでありますので今暫らくの猶予を賜わりたくお願い申し上げ経過のご報告といたします。r~刃今回の拡張工率は上古内全域と安渡を除く下古内地区を対象とするもので、現在の給水人口三○○人から一、○○○人に、一日の最大給水量も五十五立方米から二百六十三立方米に規模を拡張して、水不足の解消をはかり、衛生的な飲料水を給水しようとするもので、あわせて、消火栓二十五基も設澄されることになっており、防火の面でも大いに役立てようとするものです。拡張工事は、本年六月二十二日に着工、来年二月二十九日完了予定となっており、四月一日給水開始を目標に、現在、井戸掘りがすすめられでおります。施工は、一億八千二百万円の予算で茨水建設株式会社が落札、その他流末工事に約三千万円の予算が計上されています。この工事は、地元上・下古内地区の多くの皆さん方の強い要望に応えて実施されている工事でありますので、早期完成に向って意を配り、もってこの地区の生活用水の供給を安定させ、生活の向上に寄与すべく努力しています。なお、これらの工事で、町道や農道などで、皆さん方に大変ご迷惑をおかけするかと存じますが、一日も早く完成を見ることができますよう、よろしくご協力を賜わりたくお願い申しあげます。‐匿報-葎ビーま鋼一一F■●■●一一卓律.う-サ垂嬉・■凸自生●堂一b-凸込・アー竺一_---陰:童意堂寅室一一一一一一ユーーー妙■己凸一…~一一,¥4“…合一。ー一色一一■U畦甲.ロ■=一唖・=今一一一令…毎一A-唾・-A凸4-◇やロー"‘ず甲一-87-
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