広報じょうほく No.191 1979(昭和54)年 5月
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子供たちは大人にな一《たらどんな暮らしをしたいと思っているのでしょうか。男女とも「趣味にあった暮らしをしたどが鮫も多く、三割を占めています。次いで、「金持ちでなくても清く正しく幕学校に行二2Fる以外の時間を子供たちはどのように使っているのでしょうか。ふだんの日の一日を見ますと、テレビを見る二時間二十五分勉強する一時間三十六分遊んでいる一時間五十分となっています。そこで、この勉強する時間と遊ぶ時間について、「もっと時間がほしいか」と聞いてみますと、〈勉強する時間〉もっとほしい三一%ほしくない六二%〈遊ぶ時間〉学校以外の時間の使い方蟻2時間妬分テレビをみる将来の暮らし方「趣味にあった生活」をr、も↓一一とほしい六二%ほしくない三三%となっており、約六割の子供が「勉強する時間はほしくないが、遊ぶ時間がほしい」と答えています。また、学習塾やけいこごとにどの程度通っているかといいますと、▽学習塾に通う全体の三六%週二・四回▽けいこごとに通う全体の三○%週二・二回となっており、「遊ぶ時間がほしい』という子供たちの声が聞こえるようです。らしたい」二二%「社会のためになるようなことをして暮らしたい」二○%などとなっており、「金持ちにな、りたい」(七%)、「有名になりたい」(五%)は、ぐっと少なくなっています。男女別では、「いい人と結婚しF、子供たちは大人になこたらどんな職業につきたいと思っているのでしょうか。男女別にみた「希望職業ベストファイプ」は次のとおりです。〈男子〉①野球選手七%②会社員(サラリーマこ六%③商店経営て楽しく暮らしたどが男子の五%なのに対し、女子はその四倍近い一八%と、大きなちがいを見せています。わたしは、小学生のころから一電ンガばかり読んでいた。当然、勉強の方はお留守になる。元はといえば、父が買ってきてくれたマンガ本がき三か膳てした(父も、よもやわたしがそこまで深入りするとは思ってもみなかった将来の職業篭小学生は「野球選手」中学生は「技術者」わたしのしかり方漫画家手塚治虫ので一,し四・季う》〔l父の怒りが爆発した。l「マンガばかり読んでいては、ロクな人間にならんノ・」……(家業を継ぐを含む)六%④技術者五%⑤公務員四%〈女子〉①保母、幼稚園の先生一四%②先生(小・中・高校)一○%③事務員(OL)五%④看謹婦五%⑤商店経営(家業を継ぐを含む)五%ある日学校から帰えると一屋.ンガの本はことごとく破り捨てられていた。ぼう然とするわたしの逆に、一金持ちになりたい」では、女子が四%ですが、男子は一○%と多くなっています。一頭・』・一から一勉強せい」のひとことが落ちてきた。わたしはいま、三児の父として決して頭ごなしにしかることはしません。まず、子供のいい分を聞いてやる。その上で、よくないところがあればしかる。親と子も、一人の人間と人間の関係として考えなくては…・・・・しかられた子供が、向上心を持てるようにIIこれが、わたしのしかり方です。ただし、学年差によってかなりのバラつきが目立つものもあります。たとえば、男子の場合、小学校五年生では圧倒的に「野球選手」ですが、中学三年生になると上位は技術者、会社員、公務員などで占められ「野球選手」は大きく後退します。学年が上がるにつれて、より現実的になるためでしょう。女の子の場合も、「保母、幼稚園の先生」が小学校五年時では断然トップ(一七%)ですが、中学三年になると約半分(九%)に減り、かわって「事務員(OL)」が増え、両者が肩を並べるようになります。■可蕊藷霜認識蕊蕊縄蕊蕊-49-

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