広報じょうほく No.183 1978(昭和53)年 9月
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広報じようばく(2;昭和53年9月15震連日、三十度を越す真夏日が続くなかで、町内の農作物、特に陸稲や午労、加工トマトなどに大きな被害が続出しており、このままでゆくと、去る昭和四十八年を上近年まれにみる大干ばつとなった今年の夏は、町内の畑作物のほとんどに大きな被害をもたらし、水田の稲までも一部が枯れるという異常な深刻さに見舞われています。町では、被害の実態を調査し、現在まとめ中ですので、詳細な数字はまだ出ていないものの、各農家では、今後の対策に必死になっているのが現状です。』エ廻る大干ばつとなることは確実となってきました。干ばつによる被害は全町に広がっており、特に小坂、春園地方をはじめ、台地に作付けされた陸稲雲、特に小坂一春園地方を台地に作付けされた陸稲は、成育不良の上に穂が一本も出ず、葉柄はすでに枯死し、畑全体が茶褐色に変色して、火でもつけようなら、畑全体が炎になる様相今を呈しています。町経済課が調査したところによりますと、今年の陸稲の作付け面禎はおよそ二○○ヘクタールで、そのうち、収穫皆無と見込まれる陸稲は、約九○パーセントの一八○ヘクタールにも及んでおり、各農家では完全にお手上げの状態で枯れるにまかせているのが現状といったところです。その他牛秀では作付面積九七ヘクタールのうち五三ヘクタール山芋三二ヘクタールのうち二○ヘクタール、ミツバは作付面積全部の三・五ヘクタールに大きな被害をもたらしています。このように、被害は陸稲のみならず野菜や根菜類にも大きな被害をもたらしており、加工トマトは実がふとらず、小粒のまま赤くなり、枯死寸前の状態であり、落花生は空ザヤとなり、更に八月中には播種しなければならなかった白菜や大根も、干ばつのため発芽せず、たとえ発芽はしたものの発育不良で秋の収穫は見込まれないと各農家では、現在懸命にその対策を講じています。鶏悪・一卿どにかく、大自然がもたらす気候の影響とはいえ、畑作物が全滅とあっては、来年の軍資金にも不足を来たすことは確実です。つくすだけつくしても駄目なのだから仕方報ないが、あきらめようⅧにもあきらめられませしなん。生活が苦しくなるフ蔀一方です。,急いで深井戸でも堀惨ろうかと思いましたが、無わずか三’四反歩位の▲陸稲のために、四十万ところで、ある農家のご主人はこのようになげいていました。法の日週間需滝雪簡築くよい社会-798-

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