広報じょうほく No.182 1978(昭和53)年 8月
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広報じようほ〈低い一昭和53年8月15日本町から代表者が参加公職選挙法の定めるところにより、二十才を迎えた方がたには、選挙権が与えられることになっています。ところで皆さんは二十才をどのような感慨をもって迎えられたでしょうか。ひとりの人間としてまた、社会の中のひとりとして、二十才のもつ意義は大きいものがあるといえましょう。県や市町村の選挙管理委員会と明るい選挙推進協議会では、日頃から明るい選挙の実現をめざして活動を続けていますが、はじめて選挙権を得られた二十才の皆さんが、これから有権者として積極的に政治に参加されるとともに民主政治の基盤となる選挙について正、しく認識されることを願って、毎年「新有権者のつどい」を開催して研修を重ねています。今年度も、本町から二名の代表者が参加しておりますので、レポートを寄せていただきました。鐸新有権者のつど痛感した一票の重さ増井袴塚裕子今まで選挙に無関心でもいられた年代の私が二十才となり、初めて選挙権を与えられて新有権者となる心構えをこの研修中に見つけられたらと思い参加しました。このつどいに参加して感じたことは、同じ年代の、そして有権者となった若者が一体となって選挙について勉強し、明るく正しい選挙へと、ともに意見童父換し、しいクレ、●…シ一.一一ンによ(一て、心を通い合わせ短い研修ではありましたが自分に得られたものがたくさんありました。一番感じたことは、有権者としての心構えや、地方自治、選挙のしくみについて説明があり、私達若者の力が選挙や、、政治に対して大きな影響を持つということを認識することができ、新有権者最初、このつどいに参加することにはあまり気がすすまなかったのですが、気楽にやってくればいいということなので別段これといった目的も持たずに参加しました。ところが、今、この三日間を振有意義だった分散研究り返ってみると、オリエンテーリング、キャンドルサービス、レクダンスなどのたくさんの楽しい催しがあったにもかかわらず、一番印象深く残っているのは、二日目の分散研究のことです。分散研究での話し合いでは、皆同年代であるにもかかわらず、一人一人が私など到底およばない驚くほどしっかりした意見、目的を持ってこのつどいに臨んでいるのがわかりました。また実社会に直接に接している有識者と、幾分かけ離れている学生とでは政治に対する考え方、対処の仕方が少なからず異っているということも発見でき、非常に為になりました。「理想は理想で現実にはそうはいである私たちは、お互いに選挙や、政治に対しての知識を深め、自分自身の考えをはっきり持ち、これからの選挙や、政治に参加しようという意志を確認し合うことが出来ました。この二泊三日の研修は二十才になった私にとって選挙権一票の重要さを改めて感じさせられました。上泉飯田睦夫かないんだ」という現実的意見が大部分を占めたのですが、一般に言われている「明るく正しい選挙」をしようとする意志は誰もが持っていました。今私達新有権者は、本当に小さなものではあるけれど、非常に重要な「一票」を手に入れました。今後は、各講話において諸先生方のおっしゃられた「一票の重要さ〕を決して忘れることなく、これからの選挙に臨んでいきたいと思います。-791-

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