広報じょうほく No.179 1978(昭和53)年 5月
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広報じようほく(3)昭和53年5月15日〈激しい進学戦争の中の子ども〉子どもたちに心理的・情緒的に安定感を与える場が家庭生活ではないでしょうか。(少年団体を育てる大人の役割り)2「頭でっかちモヤシッ子」に友だちをまた社会的に望ましい人間として成長するために必要な基本的な態度を身につける訓練の場も家庭生活といえましょう。ところが、病気による級友の長期入院生活を、心の中では「しめた!」とばかりによろこぶほどの進学競争の激化により、学校教育の下請け的色彩を強くしてしまつ鰯た家庭生活の中で信心のゆとりを味わう場は全くないといえましよ』フ。学校でも、家庭でも、緊張が絶えない生活の連続ではないでしょうか。いたわりあい、助けあいの心が育ちにくいのは当然であると考えたくなりませんか。マスコミの洪水の中で、心とからだのバランスがとれないまま急ピッチで成熟が進行している事実も見逃せないでしょう。刺激に対する対応と、のみこみは早いが、思考力・持続力、あるいは抑制力は、ますます弱くなっ〈その三〉…皿てしまうのではないでしょうか一蓬〈基礎体力・運動能力が低下している子ども〉最近の子どもたちは、からだが大きくなりました。ここ十年間に十歳の男の子の平均身長は約一センチメートルも伸びていますし、体重の平均値も約一キログラム近く増えています。けれども、その大きくなったボディーを動かすエンジンや機能が‐からだが大きくなったのに比例しているかといえば、決してそうではありません。むしろからだを動かす基礎となる体力や運動能力は低下しているのが現状です・十分か十五分、じっと立っていることができずに、倒れる子ども、少し激しい運動をすると息切れがする子ども、体育やスポーツで相手に立ち向かおうとする気力のない子ども、などが増えてきているのがその証拠です。体力テストのひとつとして、「連続さかあがり」の結果を、十歳の男女を例に見ますと、年々成績が下がっています。大きくなったからだを自由に動かす力が低下し続けているのです。その原因の第一は、運動不足です。生活の中から身体運動が消えて行き、一方子どもたちの遊びも静的なものが大部分を占めてきています。特に発育発達期における運動不家庭教育の重要性にかんがみ、家庭教育についての悩みなどの解決を援助するため、電話相談事業を実施します。「こころのダイヤル」をふるってご利用ください。足は.子どもたちの健康にも障害をもたらします。最近の著しい肥満児の出現率は、その端的な現れといえます。しかもこの年齢期における基礎体力の低下は、子どもの一生に大きな影響を与えます。子どもたちがみんなで競いあい(|実施主体茨城県教育委員会・開設始期昭和五十三年五月十五日から(休日、祝日及び十二月二十九日から一月三日までを除く)・相談時間月曜日〜金曜日九時〜十六時土曜日九時〜十二時・使用電話○二九二二五’七八三○・対象家庭教育についての『こころのダ・イヤル』のご利用を力を高めあう集団遊びの場を、子どもたらに擬鱗することIそれがこの問題の最良の解決策ではないでしょうか。(町青少年相談員協議会)悩みや困りごとを持つ親等。。相談内容及びその取扱い相談内容は家庭教育に関するものを主とし、受けた相談の内容は秘密を守る。・電話相談員学識経験者・相談科無料裂罫酢祈生活運動推進協議会言三三封畦家庭の日雇一言三雲一息第三日曜日毒二匿冊岬◎自然にしたしもう。岬野外の季節心とからだを州叫叩きたえる。岬○鍵康な心とからだ卯..‐‐・皿○家族そろって野に山に仙恥○力とハエの駆除“”岬○害虫を駆逐する野鳥の保護州家庭教育電話相談事業-751-
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