広報じょうほく No.178 1978(昭和53)年 4月
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広報じようほく(3)昭和53年4月15日町民が幸せになれる行政を目ざして蕊:』、零Iも簿典“"“<#一般会予算は3-1口農着工しました総合運動公園の第二次の卒業費も予算化いたしました。また、建設以来約十年間雑排水を放置し、附近住民に多大の迷惑をかけております給食センターの汚水処理施設の建設費を計上する等、教育費に総予算の三七・六パーセントを費すという、正に教育優先の予算でございます。②地域産業の振興農業所得の本町経済に占める地位の重要性を考えますと、新しい農業政策の推進が何よりもまして重要な課題であります。今、農業をとりまく環境は極めて巌しく、稲作転換が昨年の目標面禎の八倍にも及ぶ川十八ヘクタールが割当てられ、農家に大きな打撃を与えております。この打開策として、町はいったい何をなせばよいか真剣に考えなければなりません。稲作転換を推進することが食管制度を存続させ、ひいては農業経営の安定につながることを認識し関係農家の理解と協力を得て進めてまいる考えであります。それにはまず、農家の皆さんが持に不利益をこおむらないよう国県に強く働きかけてまいると同時に、町としても奨励金の上積みを考え、さらに、転作を容易にする条件整備の助成金をはじめ、麦作振興対策事業など関連事業を進めてまいるため一千三百余万円の単独事業費を計上いたしました。同時に、毎年進めてまいりました土地改良事業をはじめとする農業基盤整備も、水田利用再編対策の見地から、更に一層強力に推進する必要があると考え、これらの聯業費として県費を導入し、四千五百万円予算化いたしました。また、集団的生活組織の育成強化、特産物の生産振興及び流通機構の改善合理化等を進め、常北町の特性を生かした農家への体質改善を図ってまいる所在であります。そのためには、農業団体の果す▲本会議のもよき役割りが極めて大きいので、これら各種団体の育成費にも十分配慰いたしました。畜産振興につきましては、高令者等肉用牛導入対策基金の増額を図り、黒牛の主産地づくりを更に推進するとともに、畜産農家の規模拡大に対処し、各種の防疫事業の徹底を期すべく、これらの費用及び畜産団体等の育成費にも厚みを加え計上いたしました。また、これからの農業は、若い優れた担い手を育成確保することが極めて重要でございますので、新たに農業後継者対策小業費の目を新設し、額は僅かでありますが計上してこの問題に対処してまいる考えであります。次に商工業振興対策でありますが、構造不況に加え「円高ドル安」は地方の地場産業をはじめ中小企業にまで大きな影響を及ぼそうとしており、また、大型店舗等の地方進出に加え、消費需要の多様化などから商業をとりまく環境も大きく変ろうとしています。このため、中小企業の持ち味を活かし、きびしい環境を乗り切れるよう積極的に振興施策を展開してまいる考えであかます。具体策としては、商工会育成費を増額し、組織力を強化するとともに自治金融保証科の助成、信用保証協会出損金の増額等を行い、保証力の強化を図ってまいりたいと存じます。次に観光開発の問題でありますが、三二億八千万円の巨額を投じて昨年三月竣工をみました藤井川ダムは、その周辺の景勝、史蹟等との関連から、観光資源として活かす方途を講ずる必要がありますので、その構想を策定してまいりたいと存じます。また、さきに「健康福祉の郷づくり」の全ぼうが発表されましたが、その計画、実施についてはあらゆる角度から十分検討調査を重ね、真に町民の希求するプロジェクトといたしたく、これが調査費百二十万円を地域開発費に計上いたしましたので、県と呼応して進めてまいる考えであります。③生活環境の整備イゴミ処理場の建設この問題は非常に難しい問題で今や「ゴミ」と「し尿」を制する者は地方自治体を制するといわれるくらい難問題であります。し尿峰つきましては、関係住民のご理解と議会のご協力等により目下急ピッチで建設が進められ、流末の場所をはじめ幾多の未解決事項が残されておりますが、遅くも六月頃から嫁動できる見通しであります。一方ゴミ処理施設の方は、同じく広域行政の中で進めるべく、ここ数年予算化しながら位置問題で難航し、計上予算を流しているの-737-

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