広報じょうほく　No.176　1978（昭和53）年　2月

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(7;広報じようぼく昭和53年2月15日あなた僧国民年金の付加保険料を納めていますか。付加保険料とは、「より多くの保険料を納めて、より高い年金をうけたどという加入者の要望に応えて設けられたものです。付加年金に加入しますと、定額保険料二、二○○円のほかに付加保険料四○○円弁合わせて、一ヵ月二、六○○(四月からは二、七三○円に四○○円)を納めることになります。・加入期間は、一ヵ月でも一年でもよく、加入期間に応じて、付加年金(納めた月、一ヵ月につき二○○円}が定額年金に加算されます。国民年金の老齢年金は、原則として二十五年以上保険料を納める.ことによって、年金をうけられることになっています。そこで、この二十五年間、付加年金に加入して保険料を納めますと、六万円の年金が加算され、定額の四二六、七○○円弁吾わせた四八六、七○○円の老齢年金がうけられます。この付加保険料を二十五年納め付加保険料を納めてより豊かな老後を前回喝保護司とその使命について述べ、みなさんのご協力をお願いしましたが、今回は保護観察とその対象者の意味についで述べ今後のご参考に供し、更に一層のご協力をお願いしたいと思います。・前号に‐『保護司は犯罪や非行を犯したものの改善更生を助け、、云云」と述べましたが、保護観察はその制度なのであります。即ち、犯罪者や非行者たちを、その身柄を拘束することなく、一定の遵守事項(更生し、完全な社会人となるために守らなければならない一定の条件}を課して、これを守らせながら、一般社会人と同様に社会内に生活させ、継続的に指導、監督、補導援護して、その改善更ますとその総額ば一二○、○○○円ですから、年金をうけはじめてわずか二年で〃もと形がとれる勘定です。保護観察と対象者生を図ろうとする制度なのですここれを施設内処遇に対して、社会内処遇といっております。次に、それではこの制度、即ち保護観察に付されるものはいかなるものであるかといいますと、法にふれた行為をして、法の裁きをうけ、その居住地を管轄する保護観察所長の命により、一定期間われわれ保護司に預けられるものたちで、(この一定期間を保護観察期間といいます)これを保護観察対象者といい、これらの対象者が保護観察に付される期間については、刑の軽重、また、少年成人の別によりそれぞれ区別され、一号観察から五号観察に分けられています。こうしてみると付加年金に加入することは大変有利なことです。付加年金は、保険料の免除をうけている人を除いてだれでも加入できます。(農業者年金加入者は必ず加入しなければなりません)一号観察とは、家庭裁判所の決定によって保護観察に付されたもので、少年であり、本人が二十才に達するまでですが、二十才に達するまでに二年に満たない場合は二年です。故に、一号観察の保護観察期間が二年より短かくなることはありません。二号観察は、少年院から仮退院して来たものであり、勿論、少年ですが、これも原則として二十才に達するまでですが、種々の状況によって二十才を超えることもあります。三号観察は、施設内の成積良好にして仮出獄を許された成人です。四号観察は、刑事裁判所において執行猶予の判決をうけて保護観察に付された成人ですが、期間は執行猶予の期間です。五号観察は、婦人補導院からの仮退院者に対する保護観察で、仮退院がいい渡されて出院した日から保護観察が開始され、期間は、補導処分の残期間中で、大部分は大人です。以上、簡単に保護観察及び対象者の意味と種類について述べましたが、われわれ保護司は、これらの人びとを相手として、常に往訪(保護司が指導その他の目的で対象者を訪ねてゆくこと)及び来訪(対象者が種々の指導をうけるため保護司を訪ねること)を密にして、お互いに心を割って話し合いその改善更生を助吟言彼等が一日も早く完全な一個の人間として社会に復帰できるよう、日夜努力しているものであります。.しかしながら、これらはそれぞれ、.・男女の別、成人少年の別など性別や年令等全く異っており、従って、各々の考え方、行き方も異・っております。更には、誤って罪を犯したものまた、ある程度計岬画的に罪を犯したものによっても大いに異り、|最近は、特に多くなった交通事犯に関するもの等、処遇の方法も復雑多様にわたるものでありますrこのような状態においてやわれわれ保護司は、その個人個人に対》し、本人の意志、家族環境、社会状況等を十分調査調整しながら、本人が将来生きるに最もふさわしい道を見いだし、常に継続的に指.導監督を行いながら、その改善更生に努力しているのであり、.同時に、犯罪非行の未然防止に努めているのであります。次回は、対象者の実際についてその考えを述べてみたいと存じます。皆様方の心からのご協力をお願いいたし、ともども明かるい郷土の健設のため努力したいと願うものであります。東茨城地区保護司会北部会長今瀬敏一急がないゆずるのまない安全は-719-

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