広報じょうほく No.176 1978(昭和53)年 2月
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R〕広報じようぼく昭和53年2月15日今子どもたち峰毎日、学校から帰ってから、家庭や屋外でどんな生活をしているでしょうか。さまざまな環境のもとにおかれている子どもたちの、心とからだを健やかに育てるには、どうすればよいかということは、大人たちが今、もっとも関心を寄せなければならないことです。このような問題を解決するために取り組んでいる教育活動のひとつとして、少年団体活動があります。ご承知と思いますが、少年期に健全な団体活動を体験することによって、社会性を高め、自立心を養い、・個性を伸ばすことなどができ、人間の一生に大きな影響を与えることになります。.↓」の意義ある少年団体活動を育て、支えてゆくためには、大人の協力が何をおいても必要なのです。皆さんの地区の子どもたちのために、皆さんのほんのわずかな時間をさいていただけないでしょうか。少年団体活動にご理解を賜わりそして、皆さんのお力添えを心からお願いいたします。H遊びを忘れた子どもたち子どもたちの未来のために(その一)少年団体を育てる大人の役割りあなたのお子さんや近所のお子さんたちは、毎日元気に遊んでいますか。街角や原っぱにガキ大将を先頭にした子どもたちの姿を見受けることができますか。「今日の子どもたちは、遊びを失った」といわれていますが、遊ばないだけでなく、遊べなくなってしまった子どもたちが、あまりにも多すぎるのではないでしょうか。楽しく遊べる仲間のいない子どもたちは、室内に閉じこもって、テレビを、あるいはマンガをながめているだけのようです。子どもたちが、屋外での集団的遊びをやめて、室内で一人静かに時間をすごすことは、ある面では親に安心感を与えているのかもしれません。しかし、これでよいとお考えで‐》ようか。ナマキズが絶えることなく、元気いっぱいあばれまわるところに、子どもの本来の姿が見られるのではないでしょうか。創造性を生かした、いわゆる手づくりの遊びが消えてしまい、安全でおとなしい遊びを大人から与えられて満足している子どもの顔には、輝やきが感じられるでしよ悪去る一月十五日町公民館において昭和五十三年の成人式典が行われました。当日は、午前十時、晴れ姿の若者たち百三十名が集り、会場は華やかなムードに包まれました。今瀬教育雪長の開会挨拶にはじまり、町長の祝辞のあとの、成人者うか。子どもにとっては、遊びそのものが生活であるはずで、遊びを通して学ぶということは、からだを通して学ぶことでもありましょう。規律、奉仕、協調など、社会で生活するうえで必要なルールを、鍵狸金砂昭和五十三年成人式典を華やかに挙行§刺且。郵尉f隆瞳”・弱代表横山太幹君の謝辞には一若さの中にもたくましい青春の息吹きがただよい、来賓の胸にひしひしとたのもしさが感ぜられました。式典終了後は、成人者たちの手による記念パーティーが催され、午後二時すぎまで、なごやかなうちに記念すべき一uを終了しまし遊びという体験を通して学ぶことは、成長の途上にあり、無限の可能性をもつ子どもにとって極めて重要なことといえましょう。…(町青少年相談員協議会)1・たこ』’尚か毎年、成人式のあと、成人‐者全員で募金を行い、図書を購入して町公民館に「成人記念文庫」.として寄贈したり、昨年は「ドウタンッッジ」を公民館周辺に植樹したりして記念事業を行ってきましたが、今年の成人者は一人千円づつの募金を行って、フランスの画家、ジャン・ピエール、カシニョールの「麦わら帽子」.(写真)・を購入して公民館に飾りました。成人者の記念事業としては、今までにない立派なものとなり、、永久に成人記念として思い出を残●す一ことになりました。▲華やかな会場赤信号老人子:供白い繍杖-717-

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