広報じょうほく No.165 1976(昭和51)年 3月
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(5:広報じょうほ昭和52年3M1511しにアカマッ・コナラ・クヌギ。.、ハノトネリコなどが混生し、アヵマッを優占種とするアカマッーヤマッッジ群集から成り立っている。この中で、特に特徴あるものは、小松寺裏側の斜面に生育する広葉樹林である。この森林の組成は、商木層にスダジイ・アラカシアカマツ・亜高木層にはサカキ・ヒサカキ・シラカシなど、低木層にはヒサカキ・アカシデ・タカノソメ・コバノトネリゴ・アオキなどであるやまた、峨本牌としては、ベニシダ・ヤブコウジ・ムヨウラン・ミヤマウズラなどである。このように、高木層にスダジイァラヵシなどの暖帯林相を呈しているが、低木層にタカノッメ・アヵシデなどの落葉性の植物が混じり、必ずしも暖帯林的想観ではなくなるのが特微である。この中で特色ある植物としては、ムョウラン・ミヤマウズラ・ヌルバダケブキなどである。ムョウランは山地の樹下に生育「一ウラン・ミる山林が除除に少なくなってきて匂○いるので貴重な植物といえる。眉にスダジイマルバダケブキは本県の山地や祁相を呈して深山に生育するキク科の植物で、幻ノッメ・ア本県では個所数の少ない植物であw植物が混じる。山想観ではな◎動物》。この中で本地域は、概ね暖帯林的様相を唇、ムョウラ呈しているため、生息する動物はルバダケブ関東平野に一般的に見られるもの低山地のもの、暖地性のものなど〉樹下に生育が見られ、種類が豊富である。する無葉の蝶類としては、暖地性のムーフサ菌根植物でキシジミ・ウラギンシジミ・クロ一般に暖帯アゲハなどが多く、本県では数少林下に生育ない山地性のアオバセセリ・ミスするものでジチョウも見られる。関東地方以特記すべきは、近年、数の減少北の産地はが目立つ国蝶のオオムラサキで、極めて少な本地域は、その県内有数の発生地く、本県でである。も数ケ所に尾根沿いの落葉樹林内には、力生育していフトムシ・ノコギリクワガ夕・力るのみであナブンなどの樹液を好む甲虫類、寺つ。本県が北限となっているキイロヤミヤマウマトンボなどトンボ類も豊富であズラは暖帯る。のやや乾燥鳥類では、ヒヨドリ”モズ・ホ‐》た林下にオジロ・キジ・ヤマドリ・コジュ生育する多ケイなど極顛が豊富で数多く生息年草で、本しており、学術的に貴重な地域で県では、こある。の群生でき◎保全施設に関する基本方針清音寺及び今松寺周辺の民一有林及び国有林の一部が自然環境保全地域に指定されたことにより、両地域の自然環境の保全のための指導にあたる自然保護指導員がおかれることになり、清音寺住職である桑原宗活氏及び、小松寺住職の大久保孝元氏の両氏が、知事より茨城県自然保護指導員として委嘱されました。巡視歩道・標識・廃棄物処理施設、植生復元施設、病虫害防除施設・給餌施設・養殖施設等を必要に応じて設置し、自然環境のより適正な保全を図かる。◎規制関係指定区域内における建築物や工作物の新増改築・宅地造成・土地の開墾、鉱物堀採、土石採取、水茨城県自然環境保獲指導員が誕生夫久保・桑原両氏知事より嘱託規定する非常勤特別職として今後、保全地域の管理及び整備、自氏然保護に関する指導、地域内に立封ち入る者及び地域住民に対する自保然保護思想の普及啓蒙等にあたる趣ことになりますので、地域の方々▲のご理解とご協力をお願いいたします。面埋め立てや干拓、水位水量に増減を及ぼす行為、或いは、木竹代採、汚水排水等の排出等々の行為に対じては、知事に対する許可申請及び届出の義務が課せられますが、これらに違反したり、みだりに動植物を捕獲採取をすると、条例の定めるところにより、懲役又は罰金に処せられます。この指導員健地方公務員法に▲桑原宗活氏ゆずり合う気持が道路を広くする-599‐
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