広報じょうほく No.154 1976(昭和51)年 4月
2/12
広報じようほく(2昭和51年4月15壷昭和五十一年度第一Ⅲ定例町談会は、去る三月十二日午前十時、会期を十二日間と定めて、昭和五十一年度常北町一般会計予算案など十七瀬案、進雅二件、諦触二件陳情一件、報告三件を惟亜粥離し三月二十三日午後三時十八分閉会しました。予算は8億9,793万円に私は昭和四十八年町政把当以来二年八ケ月を経過いたしましたが、その間つねに町民が複雑多様化していく社会の中で、真に明るく健康で豊かな生活ができるような各種の施策を穣極的に推進してまいりましたが、幸い、議会をはじめ町民各位のご協力に支えられ者々その成果を挙げ、町勢は着実に進展してまいりました。今回提案いたしました新年度予算編成は、町政担当以来三度目でそろそろ町長としての真価を問われる時期でありますが、経済成長の低下、不況の長期化などの影響で、かねてない財政危機を背景に柵成作業が進められたため、予算内容は極めて厳しいものがあります。しかし、財源がないからと、私共為政者が消極的になってしまっては、折角発展しつつある町勢が無気力に後退してしまうおそれが多分にありますので、こうした時こそ、工夫をこらし、むだを省き健全な行政ぺlスを確立すべきと考え、直接住民の福祉に連なる事業を最優先として、思いきった前向きの予算を編成いたしました。幸い、国の総需要抑制策から不況対策を中心とした景気浮揚対策への方向転換策が地方自治体の財町政運営の基本方針政にも影響し多額な公共鞭業費の財源措置が配慮されましたので借金財政ながら前年比十六・一%増の予算案を提案することができた次第であります。また、具体的な施策の決定と実施にあたっては、昨年十二川計画の策定を完了し、関係機関に諮って発表いたしました常北町総合計画の内容を指針として編成しましたが、移り変る社会経済情勢の変化に対処するため、思いきって発想の転換を図った政策もございますので、ご了承賜わりたいと存じます。以上のような考え方に立って、新年度予算を編成いたしましたが先ず、①水資源の確保、②ゴミ、し尿処理施設の建設、③町道の整備促進擁生播関連施策を雌優先とし、さらに福祉の拡充、敬育の充実、農業及び商工業の振興などの施策にも十分配慮いたしました。しかしながら、自主財源は僅か二十八%で俗にいう三割自治にも櫛たない状態で、殆んどが依存財源の中で運営されるものだけに、執行に当っては議会をはじめ関係機関と十分連絡を密にし、最善の努力をいたす所存でありますので何卒ご協力を賜わりたくお願い申し上げます。主なる施策の内容⑪水資源確保対策当該事業は、城北広城行政の中石塚地区簡易水道の水源井であで進められるものでありますが、る鹿島河原の二つの井戸は、河床産業活動の発展と消費生活の拡大の低下により殆んど枯渇状態であに伴い、廃棄物の処理は、行政にりますので、不合理な方法で源水課せられた大きな問題であります。井に導入し、幸うじて配水してい従いまして、私は就任以来このる現況であります。問題を取り上げ調査研究を重ねて従いまして、七・八月の水需用まいりましたが、位孟等で難航し増大期は制限給水等の措置をとら現在に至りました。ざるを得なく住民に多大の迷惑をしかしながら、これ以上後に、かけております。遅延することは許されないし、位さらに、今後町勢発展に伴い、置も一応内定しましたので、本年ますます水需川の増大が予想され度より着工すべく一部事務組合繊ますので、この際思いきった取水会に提案する予定であります。工事を行い、関係住民にきれいなさらに財政事情等から一年見送水を豊富に配り、水興保全と町民る予定でおりました、し尿処理場の福祉の向上をはかることが、当の建設につきましても、本年着工面先ず、なによりもまして最優先に踏切るべく計画いたしました。の行政と考えます。又、昨年来、これは、移転陳情等の関係で補Ⅱ此二、一○○トンの取水個所に修も行わず操業を続けてまいりまついて、関係機関に陳情し漸く内した結果、処理能力が半減し、一諾を得た経過等を考慮し、どうし方、需用は日にまし、増大の傾向にても本年着工すべく繰出金の増額あり、要望に応えきれず地域住民を予算化いたしました。に大きな不便を与えておりますのなお、この問題は特別委員会ので、苦しい財源の中からこれが建調査報告をまって企画立案すべき設費の分担金も捻出いたしました。が当然でありますが、多額の繰出これら二つの事業は、前にも申金捻出は当初予算でなければ困難し上げましたよう城北地区広域行なため計上したものでございます。政の一部事務組合の中で運営され従って、この執行にあたってはるものですが、本町住民が半数以特に議会と十分協議し、進めてま上の受益者であることを考え、当いりたいと思いますので、何卒ご町議会においても、これが一日も了承の上ご協力を賜わりたいと存早い完成にご尽力賜わりなくお願じます。い申し上げます。②ゴミ・し尿処理場の建設③町道の整備手をはなす油断が事故の生みの親-482-
元のページ