七会村117周年記念誌 2005(平成17)年 3月
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七会絶景物語.”恥〈瞳一』1-〃〃、鼻‐言妙》伽・竜一△耐震‘恥F急〕鼻恥いところ」と言う。確かに、コンビニも居酒屋もない。では、本当に何にもないところなのだろうか?いや、そうではないと、ここに募らす誰もが思っている。週末や連休に訪れる人たちも、その多一くが実は、七会の不思議な魅力の虜(とりこ)になっているのだ。たとえば、晩夏に可憐な真っ白い花を咲かせるそばの花。山あいの耕地一面に広がるその風景の背後には、看板も自動販売機もない。それは、地元産コシヒカリ「山びこ米」の育つ水田、何万本もの原木が山の斜面に並ぶシイタケの栽培場、山間の澄み切った空気に包まれた茶畑、それにブドウやナシ、リンゴの果樹園でも、同じだ。つまり、余計なものが「何にもない」のであお・だから、春のヤマザクラに始まり、新緑の季節を経て、水を張った田んぼが濃い土色から稲の成長に伴ってその色を緑から黄金色に変え、さらに晩秋の訪れ本当だろうか「何にもないところ」というのは。実は、そこに鍵が…。巳」、いにⅡベか迅年色に染まる、その移り変わりが、より鮮明に、人々の眼と心に訴えかける。ここでは、四季の変化よりも繊細な、季節が七色に移り行く様子を感じ取ることができる。こうした風土が、地域の人びとの心情を育み、神秘的でさえある自然と祁然一体となったものが、訪れる人を魅了する。」匡岬田一一L一一一《■戸呼》■■■■一一m一■■■■一・・一■垂一一一■毎■■一画■一■|■ユ■■一一■タマのセットの如く、フィクションである場合も少なくない。でも、七会には何ひとつ「見せかけの風景」は、ない。白いそばの花は実を結び、そしてそば粉として或は地元の物産センター「山桜』で、ざるそばとして人びとに提供される。北西部の御前山県立自然公園と南部の笠間県立自然公園の2つがあり、自然保護が図られているため貴重な動植物が守られている。春の山菜、秋のキノコ採り。深い森にはイノシシ、ハクビシン、タヌキ・田んぼの縁にはシマヘビやマムシも。鳥類や昆虫も、みんなが森の仲間だ。一ヶ一【一少一m↑■岬一画一二醒一』一一一一亜醇一■」Ⅱ圭一すべて「本物」の風景。その確かさを大切にして行こう。

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