七会村117周年記念誌 2005(平成17)年 3月
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七会の紀跨七会の美しい自然と心優しい人々の笑顔に本当の豊かさを感じて猛暑た》一た夏も終わ罷蓄を迎える9月には、「村立中学校」としては最後の運動会が七会中で行われ、村主催の最後の敬老会も開かれた。皿月、n月の村民体育祭に産業文化祭。家族連れの参加者、来場者の中には、久しぶりに里帰りした人の姿もみられ、ふるさとの人たちと旧交をあたためあう姿も見られた。村を一度離れてまた戻って来たことのある人たちからは、七会の良さを改めて思い知ったという話を数多く聞いた。村を出て外から見守り続ける人たちもこの地域への愛着と憧隙を持ち続けている。-そしてこの冊子の疎.更も一都会から届いた七会への手紙」でご紹介しているように、ここを訪れる多くの人びとが七会にある不思議な魅力を強く感じていることが判る。都会では今、企業間の峨烈な競争と業績較差の拡大が続き、失業問題や犯罪の多発に悩まされている。高度経済成長を境に地方や山村の人口を吸引し「成長」を続けた都市部は、今、新しい時代の中で大きな転換期を迎えている。自然と折り合う暮らし、そこから生まれる知恵と人情の機微。ナナカィにはまだ在る〈山里の豊かさ〉を、大切にしたい。『尋両鎧

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