常北町施行50周年記念誌 2004(平成16)年 11月
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面の雲大地をうるおす豊かな川の流れ。水に親しみ、川で遊ぶ人々=川面の輝きは、いつも近くにあった。③北町には、那珂川、藤井川、西田川のしかし、一方で、町3つの川が流れ、大地を豊かにうるおを蛇行する藤井川は…しています。清らかな川の流れは町の自慢の一つです。度々水害をもたらしてきました。川の氾濫を町の東端をゆったりと流れる那珂川は雄大を川です。アユ、ハヤ、コイなどの釣りの名所とし更も広く知られています。町を西から東へ横断す壱ように流れる藤井川の川辺では、川で遊ぶ親言亨’連れや、水辺の生鞠防ぎ、耕地や家屋を水害から守ろうと、昭和24年、防災ダム建設への取り組みが始まI)ました。約3億円の釣りの名所としても知られる建設費を投入し、昭雄大な那珂川和31年、藤井川ダムが完成しました。昭和47年には、上水道、農業用水の確保と治水を目的としたダムへの改修工事が着工しました。約33億円を投入したこの改修工事は、昭和52年3月に完成。貯水量400万トンを誇る県下最大の多目的ダムとして生まれ変わり人造湖が誕生しました。静かに水をたたえる藤井川ダム周辺には「常北家族旅行村・藤井川ダムふれあいの里」も整備され、多くの人々が訪れています。水害克服への努力、そして豊かな川の恵み。常北町の人々は、いつも川の流れと共にあり、その川面の輝きを見てきました。を観察する子どもたちの姿も見られます。また水が織りなす美しいり今う魁ん鉱睡”景色の一つ、龍潔淵は町の名所です。藤井川の渓流が変化に富んだ景観をつくりだし光聞公が「まさに龍の住んでいるところのようだ」と言われたことから名づけられたと伝えられています。鑑譲鱈一難一一一貯水量400万トンを誇る藤井川ダム(上)常に那珂川の水位を監視し、町を水害から守る上皇堤防(下)、一/"l康心つなぐ。、はろかなる,善
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