かつら議会だより 第14号 1994(平成6)年 12月
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葦塞(3)墨驚かつら議会だより な瑚 上水道の 水源について 田 本年の夏場は猛暑が続き、 近年にない異常渇水により、 全国各地において日常の飲料 水はもとより農業・工業用水 等の不足により、大きな被害 をうけ水の大切さが改めてク ローズアップされた訳であり ます。 ところで、当地方にあって は、全国的にも自然災害の少 ない恵まれた地域であります が、水資源は無尽蔵というわ けではありませんから、ここ では上水道の水源に絞って質 問いたします。本村の上水道 資源は、現在皇都川の伏流水 いわゆる地下水を水源とした ニケ所の深井戸より、一基は 会沢 弘次議員 岩船地区、一基は沢山・坪地 区に給水していると思われま す。ちなみに平成五年の給水 状況は、人口六.七〇〇人 に対し毎日平均一,四六〇 立方メートルが使用されてお り、年間豹六〇万立方メート ルの水が、供給されておりま す。この飲鼎永は、毎日使用 しているとさほどわかりませ んが、都会からこられた方か らは、大変うまい水だという ことで評判が良い訳でありま す。したがって、私どもとし ては、将来にわたヶてこの良 水を共用したいわけです。し かし、本村のむらづくり構想 は、将来一万人を想定してお り、この倍の水量が必要にな ると思われます。そこで現在 の良質な水源で将来とも給水 に支障はないのか、村民の日 常生活にかかわる大事な問題 でありますから率直なご答弁 をお願いします。 臼 上水道については、年々 整備充実を図り、おかげさま で平成五年には、六〇万トン の水が供給されました。上水 道は当初坪地区の簡易水道か ら始まって、現在は、企業合 計に基づき運営しているとこ ろです。これらの中で昭和六 十一年度に十年後を目指し計 画給水区域内の人口を六, 七五〇人と推定したが、これ も今年で十年になり既に六, 八五六人という人口規模にな り平成七年度を目緒して、上 永遣の変更認可申請を行うべ く考えているところです。だ が、上水道下水道の認可変更 についても厳しくチェックさ れますので、十年後を日清し た中でたかね台団地の造成も ありますし、八,二〇〇人 程度の計画給永人口として認 可変更する予定です。この親 模の中で年間の給水量は、だ いたい九十万トン、現在の五 割増しという計算でやってい るところです。現実の問題と して六十一年度に給永試験等々 を行った訳ですが、その当時 の試験結果では大体一日の最 大給水量が五,000トン ぐらいは可能であろうとの結 果であり、今回認可申請する にあたっては、改めて用水試 験等々を実施し、その確実な ′lヽ データで詰めていく考えでお ります。現在の二つの井戸で すが、l一十四時間稼働した中 で機械をストップした場合の 復水力は、もとの水位に戻る までに一分もかからないとい う状態でありますから水量は、 充分あるのではないかと考え ています。特に那珂川沿岸の 農業受水事業に伴って御前山 の相川に最大七百二十万立方 メートルのダムが出来るので 皇都川の永量にプラスになる 形で入ってくるのではないか と考えられます。したがって、 皇都川の水源というものは将 来にわたって、心配ないので はないかと思っております。 だが、いずれにしても水の需 用は決して減りませんし、必 然的に伸びていきます。本年 の猛暑の中で、村内に水不足 が心配されたのですが、おか げさまで岩船、沢山水路につ いても、別に大きなトラブル もなく推移したことについて は本当に喜んでいるところで す。これからも人口が増、え、 水の需用が増えるという中で は、管路の更新等々も考えて いかなければならないと思っ ており、認可変更中請の中に 組み入れ順次整備を図ってま いります。また、水質につい ても現在の状況ならば万全で あろうと考えられます。将来 の問題として上流地域の状況 変化等によっては汚染も十二 分に考えられますので、今後 とも現行の水質をあくまでも 姓持していくような努力を重 ねていきたいと思っており貴 公衆トイレの 設置と管理 について 8 近年各職場で、週休二日 制や大型連休を採用するとこ ろがふえて、自然な山や川に 家族連れや若者が多く遊びに くるようになりました。本村 でも夏場にはうぐいすの里、 御前山赤沢の河川敷き、大杜 夫橋、千代橋付近の河川敷き は、たくさんの人々でにぎわっ ているわけです。したがって、 これらについてのいろいろな 対策は検討きれていると思い ますが、とりあえず衛生上公 衆トイレの必要性を感じます。 よって、現在の設置状況や維 持管理はどのようになってい るか、また千代格付近には公 衆トイレが無いので、ぜひ設
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