じょうほく議会だより 第87号 1997(平成9)年 5月
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んでいるかどうかごですから、私がここで声を大にして言いたいのは、議会そのものが町民の民意の反映を本当にしているかどうか、私も含めて大いに反省しなければならない点であると考えるわけであります。一つ例をとれば、今、議会の中においては、特に地方議会においては、自営業などの旧中間層の議員が大変多くなっております。そうした中において、地域住民はサラリーマンが大半になり、興味の持てる問題も住環境や子育て、また、福祉、老後の問題等、要求が多元化しているのが現実であります。その要求に対し、ともすると議会が産業政策優先というようなことで住民との間にずれが起きてはいないか、常に識会は民意を代表しているか、大きな反省に立ち住民の声に耳を傾けなければならない、このように考える次第であります。こうした中においては、先ほど小林議員も説明しておりましたが、実に識会の内部が町民にわかりづらい。そうした中においてこの案件は、町民みずから自分の身近な問題として賛否を問いたいという切なる住民の願いであると私は理解しているわけであります。地方自治は民主主義の学校であると言われております。そうした中において、常北町の町民の方がこうした問題に高度な政治的判断原山に場外車券場が設置されることに関しては、教育優先、緑の環境保全、治安の点などから、昨年度より新議員になってから四回の一般質問においても、反対の懲思は町長にも十分伝えたつもりであります。現在もその信念は何ら変わることなく、終始一貫反対であることは言うまでもありません。現在までの経過からしますと、平成七月十二月、この議会本会議の席上、ここに多数いらっしゃいます先反対討論三番松崎信一議員rー、.輩議員の全員一致の反対決議を、当時識員ではなかった私は傍聴席の中から拝聴し、非常に心が打たれました。この決議の結果、県の方にも、通産省にも、各小中学校保溌者の方々により二千五百余名の反対署名、町民会議の皆さんの反対署名、合わせて五千六百四十二名分の反対の決繊の意思が伝えられました。それもこれも先輩議員の熱い保護があったからだと思います。しかしながら一年の間を持揖三そして簸後の補完的な手段として住民投票を選択され、議会に付議されてきた。それに対し、私たちは真難に受けとめて、町民の声にこたえてあげなければならないと切に思っております。以上で、私の賛成討論といたしたいと思っております。ご清聴ありがとうございました。に、平成八年十二月十三日、この本会議一般質問の町長の答弁の中、原山場外車券場建設容認の答えが出ました。いわゆる意見書の問題であります。この意見脅の中身は、建般容認の内容でありました。その結果、識案にもない事を議会軽視、ペナルティーなどのその他の理由により、反対十三、賛成四で否決したのであります。当然、議案にもない意見害の内容の件で一回目否決したわけですので、翌十二月二十六日、臨時会でも否決する方が大多数であることは間違いないだろうと思いました。なぜなら、町長は、意見沸の内容も建設容認の姿勢も全く崩さず変更する気はなかったからであります。にもかかわらず、ふたをあけてみたらどうでしょう、一回目否決し一ていたときと何も変わらない町長の方針に対して、二回目は逆に反対三、賛成十四で可決されました。二年間にわたり反対してきた私としては、襲切られたという気持ちで非常に残念でたまりませんでした。その結果、町長は、意見書を建設容認のまま提出したのであります。この十二月二十六日以前に、先輩の議員の一部からは、町民の大多数の意見も無視、議会議員全員一致の反対決議も無視、町の町長の舗問機関である常北町総合計画審議会の反対決議も無視された今、町長に不信任案を出し、そうすれば町長は必ず雛会解散を宣言してくるはず。そのときは、町民に再度信任を問うためにもう一度選挙しようという方がいましたが、私も全く同感でありました〆互いに頑狼りましようと激励し合いました。そのことを話してくれた方も、二回目は可決してしまいました。いまだにそのことが私にとっては理解できません。三つの考えがあるにもかかわらず、この住民投票を龍めるか認めないかの二つに一つを選ぶのも非常につらいものであります。私は、これから述べます四つの理由により、住民投票条例案については認めることができません。一つ、町議会議員は十八名であります。賛成十四、反対三で可決されたこの件を、議会の少数の反対があったにせよ、同意を得た結果、県に意見祷を提出したはずであります。民意の力を貸していただくのは非常にありがたいとは思っておりますが、昨年の十二月二十六日以前ならともかく、町長が意見槽を出してしまった今、町民の方々の貴重な一票で選出された議員が、大多数の同意で可決したものを住民投票にするの第87号2?
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