じょうほく議会だより 第87号 1997(平成9)年 5月
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反面設置反対を訴える町民共通の不安である環境上の問題、風紀上の問題、交通上の問題、教育上の問題等、細部にわたり具体的には指摘されてございませんが、十二分に検討、考慮し、対応策を講じ、解決をしていく必要があると認識しておるところでございます。新しい時代の展望が不透明で不安な閉塞感が漂っているといわれる現在、多極化する社会システムの中において、当常北町の将来を見通し、進むべき道筋を定め、柵想力、洞察力を持ち、問題発見、解決能力、指導力を発揮し、政策を実践していく勇気が必要なのではないでしょうか。町長も、最終決断をいたす経線におかれましては、相当の覚悟があってのことだと思われます。当町議会においても、民意を反映させていくということは、非常に大事、また重要なことだと思われますが、議会としての機能が十二分に働いていると確信をいたしてお町長は、提案理由の説明の中で、住民投票は議会による住民意思の代弁とは別に関係者の意向を確認する手段としては認めておりますが、議会制民主主義を尊重しているから本条例は反対であると申しております。平成六年八月常北町長に就任して以来、この問題に関する限りで申し上げるならば、とても織会制民主主義を尊重した行政を行ってきたとは思われません。町長が本当にそう思っているのならば、それは町長の独断と偏見であるとしか私にるところでごさいます。法を拒むことはできません。今後は、それぞれの関係機関において、法律に照らし、厳正な決定をお願いするものであります。町が決定することではなく、町民の生活に重大な影響を及ぼすもの、いわゆる町の存亡や住民の死活問題とは考賛成討論九番小林宏議員一は思われません雪この問題で、住民投票条例制定の請求などということは起こらなかったはずだと思います。町長は、議会制民主主義を尊重しているのであれば、この建設計画が開発業者の常北振興ビルより町長へ提出された時点で、なぜ我々議会へ相談なり事前に説明することができなかったのでしょうか。事前に説明でもすれば、何か都合の悪いことでもあったのでしょうか。疑問に思えてなりません。議会軽視も甚だしいと申し上げておきます。えられませんきしたがって、住民投票に関する条例の制定を求める本議案には、反対を表明するものであります。識員各位のご賛同をお願い申し上げ、私の反対討論といたします。ご清聴ありがとうございました。前にも申したとおり、議会へ事前に説明もしないで、町長の補間機関である町総合計画審議会へ平成七年十一月十三日諮問したものですから、審議未了で継続審査となったと聞いております。翌十一月十四日、新聞報道により広く町民に知れわたり、大勢の町民は突然のニュースに驚き、将来の不安や心配を抱き、早速、計画予定地の地元である小松小学校PTAを初め、各種団体や隣接する水戸市山根地区自治連合会等々から五千六百四十二名の反対署名が提出されております。その数は、常北町の有椛者の実に六割以上であります。我々議会も黙っておりませんでした。平成七年十二月、第四回議会定例会において、教育優先を掲げてい一る我が常北町です画たとえ公営ギャンブルとは申せ、好ましい施般ではない。児童生徒や青少年の健全育成、治安の問題、風紀上や交通安全の観点等々を理由に、縦員全員が一致して反対決議を行っております。平成八年三月には、町総合計画審議会で継続審査となっていた建設計画も不承鯛されております。平成八年十二月織会定例会で、町長は、建設計画を容認すると発言したので、提案された補正予算を否決しております。それでも町長は、建設計画を容認する態度を変えようとしません。平成八年十二月、議会定例会後に開催された月例の正副搬長、正副委員長会議で、町長が同席している会議で否決されている補正予算の件が識輪されましたが、町長は建設計画をあくまでも容認することを変えないので、一部の議員からは、町長不信任案という話まで出る始末でした。それでも町長は、茨城県へ建設計画を容認する意見書を提出すると申しておりました。私も、この問題を取り上げて一般質問を二回行っております。一回目は、平成七年十二月で、この問題が急浮上した直後でした。町民の関心も非常に高く、大勢の方が傍聴に来られておりました。第二回目は、平成八年十二月で、私の質問に対して、町長は建設計画を容認すると初めて発言したことに端を発し、それでは町民の総意ではない、民意を反映するのが民主主義ではないのか、住民投票で鍵否を問うようにしたらいかがですかと、町長に提案をしたのでございます。町長は、住民投票に対して、現行の搬会制民主主義の制度では円滑な行政運営を損なうおそれがあり、安易に用いるべきではないと反対をしております。町長2塁第87号
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