じょうほく議会だより 第74号 1994(平成6)年 2月
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りということをしていかなければならないと思います。一般的にいいますと、財政効果なりそういうことを見て、それらに順位をつけながら行っていかなければならないという考えを持っております○しかし、町の財政ということがありますので、財政能力の限界というのはあります。決して跨藷するわけではなく、我点としては積極的にその施策を展開してまいりたいという考えは持っております。いずれにしても、第三次総合計画のサンエスプランに基づいた基本理念については十分考えながら、長期的な、また中期的な計画を立ててまいりたいという考えを持っております。それから、農業施策の点でございますが、今年の天侯不順が来年、再来年と続く可能性があると、その辺はしっかりと見極めておかないと、今年だけが異常であって、来年も同じようなことを、例えば股業施策の中に持っていった場合に、これまた大打撃を受けるわけです。農協さんにもお話をしたのですけれども水稲につIても、冷害に強いようなある程度の品種確保、今までは優良米ということでコシヒカリとかキヌヒカリとか、画一的においしい米をつくろうという形できましたけれども、今では、地域に合った、また一方ではそういう対策を打った手をとっておかなければならないということもいわれております。それらも行政として、農協を通じ農家の皆さん方に十分ご理解いただく努力はしなければならないと思っております。また、農協についても、今までと同じような単協であった場合に、微にわたり細にわたって監視が行き届くか、またそれらの農家との連携ができるかというと、組織が大きくなればなるほどちょっとそういうことも疑問視される部分もございますが、艇協の合併の大前提といたしまして、営農の部分に対して合併することによって相当力を入れられる。また専門の人たちが各分野で集まってくるので、営農については相当な強化ができるだろうと、そういうことをうたっておりました。それF両に大いに期待を申し上げるわけです。もう一方では、農協ができた当時のことを振り返ってみますと、まさしくまたそういう協業化の中で、ある程度のものが各地にできていく時代にきたのかなと、そういう認識を持っておりま{乳それが、艇業公社なり協業化の一つのステップではなかろうか。つまり大きくなっている全体の把握ではなくて、自分たちの土地風土に合ったそういう形態を協業化した一つの組合、法人化、そういうものができていく時代かなと。・そういう中で、実は本年度、金額的には微々たるものですけれども、百五十万円程度だと思いますけれども、公社設立の準備という形で組ませていただいたわけでございま一兆公社の件については、後から答弁しますけれども、一方では、県としては、行財政改革の中で土木駆務所、保健所、改良普及所の統合がございました。そういう中で、ムヱ家で四カ町村であった常北町の常北改良普及所が笠間の改良普及所と統廃合になるという形の中で私どもも大変抵抗はしたのですけれども、言葉が当てはまるかどうかわかりませんけれども、上意下達の中でされてしまった経緯がございます。その問題については、多分、議会の皆襟方にもご報告申し上げ、綱いっぱい頑張ってきたつもりですが、どこの自治体も覆すことができなかったという形で、大変残念な結果であります。今回の知事さんは、地方自治の確立を叫び、地方市町村の意向を十分聞いて県政に反映したいと言っておりますが、どうも県政の中で、果たしてそういう形が本当に吸い上げられるのかというと大変疑問に思っているわけですが、脆弱な町村としてはなかなかそういうことが難しい、県政の中にのまれてしまう、そういう部分もございます。いずれにしても、改良普及所が統廃合によって現在の改良普及所の跡地、建物、それらについては十分城北地域の中で利用してくださるということですから、我左としても、特に常北町はそこにあるわけですから、十分考えた施策をとっていきたい.また県とも一函叩型一一]垂《■■■■一一■■一一4-■一一一二■■叩画一一一一一■■■一■一■■、一二』喝マF一}ていく、それは大体内諾は得ているのですけれども、これらも平成六年度からそういうことを考えていかなくてはいけないと考えておりま{坐もう一つは、今ご指摘があったとおり、JA農協と普及所と行政のかかわり合いで一兆実は、立町以来、基幹産業が農業という形の中で今日まで来ておりま手兆その中で、農業は農協、商工業は商工会という形であるわけですが、そろそろそういう考え方というのは相当整理しなければならない時期に来ているのではなかろうか。つまり、行政が主体性を持った農家のための施策をどう打っていくか、これが今問われているのではないでしょうか。ただし、公社とかそういうものに対して、行政がイニシアティブをとってやるものではない。あくまでもそういう趣旨を参加者にご理解いただいて、参加者の自らの自主性といいますか、そういうものをあおっていく、これが大瓢なことだろうと思っておりま{乳ご存じのとおり、いろいろ-9-
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