じょうほく議会だより 第74号 1994(平成6)年 2月
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ています《したがって、オペレーターの謹成が最重要であります。北浦村の例では、全額村負担で五人を養成しております。その運営の主体は村の農政課が行いまして、防除の申し込み受け付けから散布まで一貫して行っているそうでございます。高萩では、農協が主体となりまして同じように運営をされております。~、-台《常北町においても、兼業農家の増加や高齢農業者の増加とともに、防除を請け負ってくれる組織や人が必要な時期が来るのではないか、あるいはまたそういう要望が高まることが予想されます。それらを先取りして、無人ヘリコプターを導入してみてはいかがでしょうか。私は、この運営を農業公社の事業として取り上げ、公社無人ヘリコプターによる水田農薬空中散布風景設立の契機にしてほしいと熱望するものでありますが、町長のご所見をお伺いいたします。ゞ町長今、議員さんご指摘のとおり、稲作の管理も大分進歩いたしまして、既に苗床の中でいろいろな防除なりそういうことをして田植え期を迎える。そういう中で、常北町も、特に空中散布のご指摘でございますが、六月と八月に年二回空中散布をしているわけですが、年二回空中散布している町村は、五つか六つの町村しかございません。ほとんどの町村が年一回でございます。そういう中で、ご案内のとおり、桑畑の近くとか、そういうことができないために、地上散布という形で補助金を出していることも事実でございます。現実的には、今回も葉イモチ、また最終的には収穫時の穂首イモチ、それらが大発生いたしまして、今回の凶作に追い打ちをかけたわけです。これは冷夏による異常低温という形で発生するわけです。一つの大きな課題は、常北一町の水稲の品種を見ても百種類くらいあるらしいですね。その一斉駆除に対していつが適切かという問題と、実際、委託しているへりコプターの関係もございます。一般的には、八月ぐらいに空散を一回して、あと個人的なことをやる。今回、私も話を聞いていますけれども、イモチに関しては、少なくとも五、六回は皆さん防除しておりま{乳イモチが大発生したということで、防除している話を聞いています。個人管理がいかに大事かということは印すまでもなく、一斉駆除の効果というのは、それなりの効果と。それで済むということではない、それをどうやって補完していくか、補完の方が一斉駆除だと思っておりますけれども、そういう形の中で物事を考えていかなければならないだろうと思っております。今、永山議員さんのご指摘の空散のあり方、年一回にしたらどうだということは、一昨年の対策協議会で、私も提案しているのです。しかし、その結論としては、いや二回にしていただきたいという報告を受けておりますただ、今言ったように、岩瀬と十王と御前山、桂、常北というと五町村ぐらいですから、根本的に見直す時期に来ているのかなと思っております。無人ヘリコプターについては、今、議員さんご指摘のように、六百万円から七百万円、一時間で一町歩か二町歩という、経費的には千五百円プラス磯薬代ということでございますけれども、オペレーターの問題がございまして、そんなに易しいものではないという話も聞いています。ところが、そのオペレーターをどういう形で雇うか、これも大きな問題です。行政上の一環としてもっていくのか、それとも農協さんがもっていくのか、機械は農協になるわけですので、個人的にはとても無理です.だれかに取らせておいて、その時期だけ来てくれと言ったって、その人がその時期しかないわけですから、どこかに勤めているとかそういうことになりますと、これは難しい。ですから、協業化なり公社とか、そういうことをつくっ-15-

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