じょうほく議会だより 第74号 1994(平成6)年 2月
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一一年は記録的な低温でてまた長雨、日照不足などの異常気象によりまして、農作物全般に甚大な被害を受けました。当町におきましても、その影響は図り知れぬほど深刻でございます。町当局では、いち早く被害を受けた農家を対象に、町民税、国保税の減免、さらには共済加入水陸稲への見舞い金の支給等の救済措侭を鮒ぜられました。これは、まさに温かみのある行政として商く評価するところであります。しかしながら、全国的には、水稲は大凶作に直面をし、二百万少からの米が不足するという事態であります.それらを契機として、米の輸入が始一一一(一■二四三一」次に、農業集落排水事業でございますが、工駆費としまして、処理施設の下部工率、さらに管路布設が五工区、三三番永山高男議員一空中散布見直しと無人ヘリについて千二百七筋ほど現在予算の中ですべて発注しておりま〆して、年度内完成を目指して現在着工中であります。まり上陸をしております私ども艇家からすれば、減反を強要させられながら、一方では米を輸入するという、何とも皮肉な話であります。このような米をめぐる話題が注目される状況の中で、当町の水稲農薬空中散布の見直しについてお伺いをいたします。毎年、六月と八月の二回実施をしておりますが、本年でもニカメイチュウ等は見受けられなくなりました。このような躯悩から、平成二年から六月の空中散布には殺虫剤を散布しておりません。フジワンという、いもち病対象の艇薬であります。六月の中下旬というのは、葉イモチの発生する時期でございまして、今年は発病が著しかったのでございますが、平年はそれほど一一》一一一函”』一』軸一一コ生西・一〉》歩■ロ■■■』一一一一』一一■■一卒守一一一ロー皿画死”西一例を見ましても、七月の中下旬から八月の上旬にかけて支梗イモチ、あるいはまた穂首イモチが減収の要因になったわけでございます。したがって、年二回の散布を続けるとすれば、六月ではなく七月中下旬から八月にかけての二回にしてはいかがでしょうか。まず、この点をお伺いをいたします。また、一方では、六月の散布につきましては、田植えの時期の違い、あるいはまた成育にばらつきがありまして、予防剤の普及等もありますので、イモチ病を対象にした六月の散布というのを廃止にして、比較的成育のそろってくる出穂期の一回にしてはどうかという意見も多数ございます。既に、水戸市や那珂町、さらに大宮町などでは、年一回で対処しております.私は、そのどちらかに見直してほしいと思うわけですが、町長のお考えをお伺いいたしま一兆また、平成二年から六月の散布では殺虫剤を散布しておりませんが、なぜなのか担当の農林課長から説明をお願いします。次に、このような擬念のもとに、有人ヘリコプターによる空中散布の補完事業として無人ヘリコプターの導入についてお伺いをいたしま一兆高齢化や婦女子化の進行のため、防除意欲が著しく低下して、特に今年は減収につながっております。防除をしたくてもできない農家が数多くいるのが実情でございます。今年の凶作も、それらが一因であることは言うまでもありません。このような実情から、無人ヘリコプターの導入を提案するものであります。無人ヘリコプターというのは、地上三筋から四蔚ぐらいの高さを幅五勝にわたりまして、時速十㎡から二十歳ぐらいで飛びまして、三十分ぐらいの高速飛行が可龍ですので、一回の飛行で約一町歩ぐらいの散布ができるとされております。特徴といたしましては、一つは、地上散布より効率的であること、さらに薬剤の飛散が少なくて住宅地などへの影響も少ないということ、三番目は、小さい面種でも散布できて作業の日程が調整しやす《いことさらには軽労働でできるというメリットがあるかと存じます。それでは、そのヘリコプターの値段はどのくらいするかといいますと、六百万円強、そして、オペレーターの教習料を加えると、総額では約七百万円ぐらいが必要ではないかといわれております。現在、茨城県内では七台が稼働しております。そのうち公共の所有は高萩農協の一合、県の経済連が一台、北浦村で二台を所有しております。そのほかは民間の会社と個人の人たちが防除を請け負っているというような状況であります。高萩と北浦村とも、昨年購入をして二年間の実績を持っておりますけれども、それによりますと、十岬当たりの作業料金は千五百円と農薬代の七百円前後、条件のよいところで一時間四町歩ぐらいの散布といわれております。これは、圃場の地形やあるいは挫地の離散状況などによりまして、相当開きが生じるというお話を伺っております。特に効率よくするためには、オペレーターの腕次第だといわれ-14-

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